過去①幼少期

本当はフリフリのレースのお洋服きたかった
母から『ださい』って言われて好きなものを
選ぶのが怖くなった。

本当はピンクとか赤とか好きだったけど
いつのまにかブルーになってた。

作ってもらったご飯を残したら悲しむと思って
残せなくて、これが嫌いとか
言ったことも一度もなかった。

喜んでもらえることを優先して
自分の気持ちは置き去りだった。

別になんでもいいやって
自分のことどんどん投げやりになった

ファッションだって、食べ物だって
他人からの見られ方だって
いつも周りに合わせてきた

でもいつも少女マンガの中の
ヒロインに憧れてて
私はきっとこんな素敵な女の子になるって
そんな気持ちが私に勇気をあたえ続けてくれてた

小学校高学年の時に
クラスの男子から大根足って
言われるようになって
その時はじめて自分は
太ってるってことを自覚して

このままじゃ嫌だと思って
ダイエットをして体調を崩した
円形脱毛になったこともあったけど
それでもいつもヘラヘラ
ニコニコして
笑ってたら愛される
許される気がした

父と母は仲が悪くいつも喧嘩

朝起きたら、畳が血だらけで
ガラスが割れてる
そんなこともあった

母はほぼ家にいなかったけど
祖父母が私にとっての父母のように思うくらい
いつも安定してそこにいてくれた。

小3の頃に離婚して父と母は別で暮らすことになり
そんなに家にはいない母だったけど
もう母が帰ってこないのかと思ったら
とても悲しかった。

小5の時に父が再婚して
父までいなくなってしまう気がして怖かった私に
『お父さんの人生なんだから』って
冷静に言ってくれた姉には今も感謝しかない

再婚相手の人が、私が寝てる間に
私のことを悪く言っているのを聞いてしまって
悲しくて泣いてた
起きてから、いてもたってもいられず
私のこと嫌い?って聞きにいったら
嫌いじゃないよってニコニコしてた
裏腹な姿に謎しかなかった

離婚しても私たちのお母さんには違いないのに
新しいお母さんが嫌がるから会うなと
父から言われて
父との距離も遠くなっていった

そんな生活も長くつづくはずもなく
一年くらいで離婚して
父に謝られたことを覚えてる

母からも、唯には言わない。と言われたり
離婚前にパパとママどっちが好き?と
聞かれて、どっちも好きだと言ったことを
根に持っていたのか、私が気にし過ぎていただけなのか‥
姉弟で一番可愛がられていないのは自分だと
いつも思っていた。

学校では、いつも天然といじられていた私
明るくて誰とでも分け隔てなく話せる
クラスでは中心的な存在であったとは思う

だんだん年齢を重ねるごとに
年子の姉と比べられることが気になりだした

お姉ちゃんは可愛いのに
お姉ちゃんは痩せてるのに
って言われるたびに、ヘラヘラしてたけど
なんだか自分を否定されてる気がして
本当はすごく悲しかった

そのまま年齢を重ねていったわたしは
いつも他人と自分を比べていた

この人と比べてわたしは‥
と自分の物差しで優劣をつけていた

優であれば優越感
劣であれば自己否定

そんなことの繰り返し

そんな私のメンタルが安定してるわけもなく
19歳の時にどん底を経験した


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