見出し画像

それって違法?合法?気持ち的に違法?日本と世界におけるパクりとそれに対する反応の違い


おはようございます。

音楽制作にかぎらず、デザイン、ファインアートの世界でも、
「パクリ」
は永遠の騒動の種。

だがしかし、
それよりも重要なことがある。

それを知らない若い世代や、
それを知らなかった、大人の皆様。
デザインについて、
仕事をしたり、学校で学んだりはしていない皆さんへ向け、
書きたいと思います。


……………………………………………………………………………………………..


韓国の騒動のなかでも、
話される「ぱくり」における、まず、
日本や世界の標準と、韓国の反応の違いについて。


そこに、文化の違い、
パンさんが行おうとしたこと(世界基準)と、
もともとの韓国のオーディエンス(デザイナーを含めての)の総意。
が、まだまだずれていた。(これは改革ができるのかも
わからないくらい、変えるとしたら時間がかかる大問題)
というものを感じています。


韓国から聞こえてくる、反応のなかで、
とても興味深い点があります。


身内が、継承。はマル。
でも、家族以外が、似たものをつくる。また、
家族以外が、制作方式を持ち逃げ。も相当NGという点。



例えば、
JYPがその作風や、自分のコンセプトを次の作品にも
継承させていくのはOK。(制作者同じ)
BLACK PINKの作風を、BabyMonsterが継承するのもOK。
それは、会社が同じだから。(社内で制作者が別なだけ)


しかし、今回騒動になったように、
NewJeansのコンセプトにILLITが限りなく近いことを行うのはNG。
(別の会社で、別の制作者で行ったことだから)

でも???HYBEの傘下で、子会社同士で、
仲間のレーベル同士。
社長のOKが出ていれば、近い、コンセプトでも全く問題ないのでは??

っと、インディーズも星の数ほどある、
日本、UK、US、な音楽を聴いてきたものとしては、
全く問題なさそうな話でも、


制作チームも、レーベルとしての会社
(HYBE傘下、グループ会社でも、別の会社扱い)
でそれをするのはNG。ということだそうなのです。


韓国では、ほぼ、その意見で一致していると言う点。


おかしい。
おかしくない。


と言うことは、別の、理論として。


これは、文化的なものだと思いました。


長い歴史をかけてつくられた、オーディエンスの総意。


日本では、他にもいろんな理由がありますが、
ILLITをパクリだ!っと言う意見は薄い。
たとえ、ある意味そうだったとしても、それはそれ。

さらに、ILLITも、ニュジも大好きな女の子が、

”ILLITとニュジは一緒じゃないじゃん
ILLITはゆめふわじゃん、にゅじは違うじゃん*・*:.。”

っと熱く語っていて、その違いについて、
とても繊細に感じ取っていました。(カワイイ!!)
そうなの?っておもって、見に行ったら、
わたしまで、ILLITの魅力。気づいちゃいました😍


同じ歌を歌ったって人が変われば別の曲。くらい、
受け取れるものは変わるのが音楽。
別の、チームが制作して、別のチームが歌って、
さらに新しい、微妙に違うものができたら、最高じゃないですか。
・・・・・ですが・・・・そうはならないようです。


これは、自由競争。と
家族企業。があつまった、特権階級だけがクリエイションする世界。


の違いなのではないかな。っというのが私の仮説です。
Kpopは世界で聞かれるようになり、
kpopアーティストは、世界中でワルツを行い、
とっても国際的になった。
みなさんの発言や、姿をみていても、そう感じていました。


だけど、国内の、オーディエンスの意見、
それをつくっている、チームの中のひとの一部の意見、
まだまだ国際化。していなかった。のかな。
と思います。
また、そう書いてしまうと語弊があるのですが、
世界の音楽市場の考え方と、
韓国独自の考え方が、だいぶ、乖離しているということです。


インディペンデント
(独立して、それぞれの責任で。自由競争。
だから、自由にやりたい人は独立して、企業して行う
その社の中の人たちも、それぞれ、自分の意見をもつ。話し合って進む
だからこそ、決裂することもある、分裂することもある。=自由・フラット)

家族経営・カリスマ経営・巨大企業
(王様やカリスマが、強い権力をもって、チームを牽引
安定していい作品がつくることができるが、頭脳は一つ。
もしくは限りなくーつに近い。悪いというわけではない。
インディペンデントな意識とは真逆ということ。)


日本で言えば、ソニー、ユニバーサル、EMI、ビクターなど。
が、メジャーレーベル。日本でも、かつては、例えば、
BUMP OF CHIKENも、当初はインディ→から→人気が出ると
メジャーレーベルに移籍。というのが、サクセスストーリーでした。
それが、時代は変わり、メジャーレーベルに行かない。
ずっとインディでやっていく。という選択肢を選ぶバンドも出てきて
ペトロールズ(紅白の星野源の後ろで必ず
ギターをひいている最近はコーラスをしている笑)のように、
インディペンデントな活動をつづけ、成功している方々もいます。


日本は、それでも、メジャーレーベルがまだまだ強い。。
もしくはつよかった。まだ強い、けれども、
日本の音楽市場規模は、韓国に完全に追い抜かれています。
(SKI-HI日高社長も、そんな、日本の古い体質の
音楽業界と戦ってくれています)


Kpopから音楽を聴き始めたような、
若い世代の皆さんは、いっしょになって、
どちらかに対して怒ったり、ぱくりか、ぱくりじゃないか
という議論を戦わせている方も、いるかもしれないのですが、、


日本にいる、ずーーーーーっと長い間(残念ながら長い間笑。)
USPOPもUKROCKもどこの国だ?って
調べなきゃなクラブミュージック(トラックものも)も、
日本からいろんな、世界中のインディペンデントレーベルの
音楽に触れてきた私たち90年代世代は(笑💦はあ。)


それくらいのパクリでは驚きません!!!!!
全然いいじゃん!
どっちも素敵だし!


制作者ちがうんだよ?
もしかしたら、アイデア制作スタイル全部、
持ち逃げかもしれないんだよ?

っといわれても。

あーーーーー
そういうことあるかもだよねーーーー(タバコぷかぷか)
音楽業界っていろいろある。。

好きなレーベルの、共同社長が、
最終的に決裂して、レーベル崩壊。
クラブミュージック界隈ではほんとによくある。
共同社長のうちのどちらかがひとりになったとたんに、
抜けたのはビジネスによわかった、作品を見てた方の人で
いきなり、いい音楽でなくなるとか。。。。。

映画・はじまりのうた”BEGIN AGAIN”

をみると、リアルにわかると思います。
マークラファロ😍最高に素敵な負けちゃうほうの
元社長。最高!

そこで私たち、聴く側ができることはただ一つ。

いいと思ったら、すぐ・・・・・

チケットを取れ!!!!ライブへいけ!!!!
その音楽を聴け!!!!リアルタイムでできることは、すべてやれ!!!!
明日までにやれ!!!!!ということ笑。

いつまでも、あるとおもうな、目の前のアーティスト。

それを胸にいつも置いておく。
ことしか、こちらがわ、リスナー・ファンには
できないのかもしれません。

現代のファンドムは、意見いえるけど!!
言えても結局、作る人も、人。難しいです。

ということで、まだ、チャンスのある、
触れたい音楽には、触れられるうちにたっぷり触れてまいりましょう。


一番悲しいときというのは、騒動になるときではなく、
作品がでてこないとき。
好きになったアーティストが、一発屋だったと、
あとからわかったとき。

でもそれでも、いちどでも上がった花火は、
たくさんのひとによって作られています。
だからこそ美しい。

今回の騒動も、悲しいことだけれども、
一度でも上がった花火を、これからも、愛して、
聴いていこうよ。

ということが、音楽を愛するものとしてできる、
せめてものことかもしれません。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?