本をよむことについて。
今回は、彼とのことにはほとんど触れずに進めていく。
電子書籍は本を読んだ気にならない。ような気がしている。とっても便利だし、読んでる感覚はあるんだけれど、なんか、「本を読んだ」気がしないような。
読書管理ビブリアのアプリにて、読書の記録をつけているんだけれど、ここでは、電子書籍のものも、紙媒体のものも、全部含まれている。今年の目標として掲げている、月2冊は本を読むこと。
読みたい本は溜まっていくし、買って読んでない本も溜まっている。
漫画も読むし、小説ももちろん読む。ビジネス書や、自己啓発本も好きで読む。
本当に好きなものは、紙媒体で集めたくなる。
たしか、小学校5、6年の時。担任の先生に言われたことがある。
『本を読むのはなぜ良いことなのでしょう?』
その時、クラスの誰かが「言葉が身につく」そんな感じの答えを発して、先生の納得した顔に、安堵したことをかすかに覚えている。でも先生は続けて、
『もちろん、重要なことです。確かに、自分の中に言葉の数が多くて損はありません。でも、先生がみんなに本を読んで欲しい理由は、本を読み、間接的に経験を知ることで、実際に経験していなくても、感じることのできる感情を育てて欲しいからです。』
そう言われた時、当時のわたし、おそらくクラスのほとんどが、しっかりと理解していなかったように思う。
けれど、高校に上がった頃、市川拓司さんの著書に出会ってから、先生の言葉を思い出すことになった。
読むことで、実際に自分自身が経験することのない、あるいは、経験するかもしれない事態に対して、理解して、考えて、処理することができるかもしれない。
先生の言葉の意味がわかってから、わたしは一層、本を読むのが好きになった。
たくさんの本を読めているわけではないけれど、経験値を積んでいけるのはすこぶる楽しい。
わたしは今日も読む。
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