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「窮鼠はチーズの夢を見る」を語りたい。

名作を前に人は無力!
どうもこんばんは、zuzuです🐁🧀

先日映画館で観てきた「ノマドランド」、
見事アカデミー賞で三冠!!
おめでとうございます👏👏

以前noteにも書きましたが、
あんなにも静かな作品が米国で評価される。
感動しました。
自分の中でアメリカ映画の印象が年々、
多様に変化していて、そこが面白い🗽✨

今夜はそんな「ノマドランド」を肴に
視線で語る、そんな映画、
「窮鼠はチーズの夢を見る」を語りたい‼️

以下箇条書き。

・大切だから、手放してあげる。
 支配下から解き放ってあげて、
 自由にまた戻って来られるように待つ。
 一つの愛の形だと思います。

・役者の目が生き生きしている。
 ポン・ジュノ監督の言葉を思い出す。
 「大切なのは役者の〝目〟」
 演技の素晴らしさ、本髄は視線の熱だ。

・随所に見られる、計算された画
 さすが水城せとな先生原作の作品。
 女性向け漫画らしい繊細な〝萌〟がぎゅ〜っと詰まっている。
 例えば、丸椅子の上、両脚をまるで小さい子どもみたいに抱え込みながら、煙草を吸うシーン。しかも大きめの白Tシャツ。可愛すぎて。

・結婚・婚約に対する意識が低すぎる主人公。
 ついでに言うならば、
 お金回りもいいのか、使い方がやや雑。
 細かい事に関する無頓着さ、
 無神経さに疑問が湧く。
 それでも許せてしまうのは、
 どこか影があって、愛も見え隠れする、
 そんな人間性が垣間見えるから?

・バースデー・ビンテージの
 ワインなんだったんだ.......
 今ヶ瀬君27才設定だから
 生まれ歳は1993年前後かな。
 そんな熟成ポテンシャルあって、
 ギリギリ、プレゼントにできる金額で
 かつ分かりやすいワインってなんだ。

・ジャン・コクトーの「オルフェ」が
 作中の大事な場面で流れていて面白い。
 愛するオルフェの為に、
 死の女王は冥府から黄泉へ
 オルフェを送り返す。
 そんな「愛故に手放す」エピソードが
 作品とリンクしているような。

今回はここまで。
おやすみなさい😴

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