かつて見た作品を再履修したらかなりハマった話、他
冒頭
今回はタイトルの通り、ふとしたことから昔見た作品を再視聴したら思いのほかハマってしまったという話とその作品についてのお話をしようと思う。
そもそも何の作品だと思う人が大半だろう(勘のいい人は上記のワンシーンからわかるだろうが)からタイトルから話そう。
その作品のタイトルとは
「タクティカルロア」である。
作品について
タクティカルロア(タクロア)とは2006年に放送されていたアニメ作品であり制作はガルパンなどを手掛けたアクタスが関わっているのである。
ストーリーとしては海洋航路が発達し、それに伴い多発する海賊行為などに対し世界は民間での護衛艦部隊などを設立することとなった世界。そんな民間護衛会社に所属する船「パスカルメイジ」とその乗員たちの活躍を描いた作品である。
僕が初めてタクロアを見たのは確かおおよそ10年くらい前に当時家で契約していたCS(衛星放送)のアニメチャンネルでやってるのを偶然見たからです。
そんな作品を再履修したきっかけであるが、契約していたDアニメストアを軽く弄っていたら9月の新規配信作品枠の中でタクロアを見つけ「確かこれ前見た作品だっかなぁ…?」など思い軽い気持ちで見たらめっちゃ熱になってしまったのである。
最近の私事を挟むと最近、自分は今シーズンでやってる作品は一話は見る→そのまま放置→履歴見て視聴しなきゃと思っても再生ボタンに指が伸びない。これの繰り返しだったがこのタクロアはすらすらと次の話を見る気にさせたので自分でも正直驚いていますw
何故そんなにこの作品にハマったのかと言えば、魅力的な女性キャラ!ってのもありますがそんなキャラ達が船に乗りカッコよく戦ってる様がめっちゃいい!ってのもあります。
というのもありましたがおおよそ10年越しに見返して改めてこの作品の魅力に気付いた所もありました。
まずは主人公達の乗るパスカルメイジのCICルームですがモニターなどがかなり電子化されており調べてみたらかなり現代の兵器に近い構図になっています!
CICルーム全体が全点周囲モニターになってる部屋とか見たらめっちゃ興奮しました!
Zガンダム時代の機体好きにはたまらんのじゃ~
戦闘シーンはBGMなどの演出を含めても迫力というか緊迫感が凄く引き込まれるものがあった。
ぶっちゃけ06年の作品として破格であり、かなりの名作では?と個人的には思っています。
あれ?でもこの作品知らない人が多いって事は話題にならなかった作品だよね?
そう思うだろう。
実際その通りであり、この作品には問題点も一つある。
それは露骨なんてレベルをスッ飛ばしたお色気描写である。
序盤から中盤にかけては水着やらを初めてとしたお色気描写がめっちゃ出てきます(しかもストーリー的には何の関与もないのが殆ど)
個人的にはこれが要因でこの作品の評価を落としているように感じます。(というか他の人の意見を聞いてもそれが殆ど)
キャストインタビューなどを見ていても、戦闘シーン関係ばっか言及してるあたりそれは制作陣営も感じているようです。
タクティカルロアの再視聴後に熱があったまま、通販で買ったファンブックだ。
以前に僕はコンテンツの供給が絶えた後も好きで居続けられる作品が自分にとって大事な作品としていたが、この作品はその逆にふとした再開からかつての熱量を呼び覚ますという逆説的なことをやってのけた作品なのだ。
確かにこの作品は当時のトレンドに乗ってしまった過剰なお色気描写が多い作品ではあるがそれ以上に
・登場する船舶などを初めとした全ての兵器がオリジナルの純粋なSF作品
・ミサイルの軌道や撃墜描写など細かな点で見れば当時としても破格のクオリティ
・国際規模での海賊に対する対策など現代でも問題になっているテーマ
という光るものが多々あるまさに「早すぎた名作」であり、リメイクなどあれば普通に名作になれる可能性を秘めた作品だと私は思っています。
もしも上記の内容を見て興味を持ったという人はこれを機に是非見てはいかがだろうか?
人を選ぶ作品ではあるが刺さる人にとことん刺さります。
実はこの作品
実は私、あんまり公にはしてないんですがオリ主やら夢男子ものが結構好き(考えるのも見るのも)+ガンダムオタクというのもあってSF作品とかで「もしもこの作品にMS(モビルスーツ)やそれに準ずるロボットがあったらどうなるか?」みたいな妄想を膨らませるのが好きだったんですよね。
MSが出てない場合はパワードスーツに落とし込むならどんな感じか、みたいな感じに想像したりしていました。
上記のタクティカルロアも例外ではなく、もしもこの世界にMSがあったらどんな感じに使われるのかとか物語を考えたりしていましたw
ですが当時は時間の問題以外にも、設定の落とし込みや文章力の問題があり、脳内ペーパープラン状態でしたが今なら表現して一つの物語を作れるんじゃないかな?なんてことも思っています。
最近のアニメは
長々と語ったが僕はこんな感じでタクロアもだが、ガンダムやらアサルトリリィみたいな設定モリモリな作品が好きでその作品を研究したりするのが趣味だったりする。
一つの作品にはまればそれこそ数年くらい熱が維持されることもあるし大事にすることもある。
だからこそ最近のアニメ、というかそれを見ているオタクたちに思うことがある。
それは最近のアニメは消耗品みたいにされているように感じている。
例を上げるなら、リコリコ→ぼざろ→推しの子→MyGOとその作品が放送されている間は異常なレベルで盛り上がるのに放送が終わった途端に一切話題にしなくなる人らが一定層います。
最近のオタクの行動といえばそれまでかもですが僕はこの流れがめっちゃ苦手です。
よく流行ってる作品を過大評価!なんて言う人がいますがこれはその人の問題というよりも、この放送期間だけ御輿に担いで祭り上げ、放送が終わったらポイする人らにも問題があるんじゃないかと最近思うようになりました。
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