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Hyprland設定を少し頑張る(1) - Arch Linuxの実機インストール

実験機種

Panasonic レッツノートCF-SZ6(いつもの)

Arch Linuxのインストール

ライブUSBでインストーラを起動します。

プロンプトが表示されたら、次の順にコマンドを入れます。

(キー配列を日本語に)
# loadkeys jp106

(無線LAN接続時)
# iwctl station <無線インターフェイス名> connect <アクセスポイント名>
<>の中身がわからない方は、「iwctl 使い方」で検索して見てください。僕はインターフェイス名やアクセスポイント名は何度も打ったので覚えてしまいました。

# archinstall

インストーラのメニュー選択

ロケールは日本語を前提にして話を進めます。

Profile: Desktop
Hyprland, Sway, Xfce4を選択します。
Hyprlandで使うツール類の多くがSwayのパッケージに入っているので、一つ一つpacmanで入れるより早く済みます。
保険としてXfce4を入れます。慣れないウィンドウマネージャを使って操作で詰んでしまったら、Xfce4でログインして設定ファイルを編集するのが良いと思います。いきなりUS配列になっても操作できるのであれば、保険のWMは特に必要ないかもしれません。

Choose an option to give Hyprland access to your hardware: polkit
Choose an option to give Sway access to your hardware: polkit
これは正直どちらが良いのか分からないので、デフォルトで進めます。

Greeter: sddm

Audio: Pulseaudio
あくまで「僕の環境で動いた」選択肢です。PipewireでもPulseaudioでも、好きな方を選んで良いと思います。
海外のYouTube動画を見ると、Pipewireを選んでいるのが多いようです。

Additional packages:
git firefox noto-fonts-cjk alacritty base-devel
必要最小限のパッケージを入れておきます。特に日本語フォントを入れておかないと、Xfce4ですべてのメッセージが文字化けして不便です。
alacritty はHyprlandで端末として使います。
他にも入れるものはありますが、ミスタイプするといちいちエラーで面倒くさいので、インストール後にpacmanで入れます(後述)。

Network configuration: Networkmanager

Optional repositories: multilib

インストール後、再起動の前にやること

pacmanで以下のパッケージを入れます。

Notoフォント
noto-fonts-extra noto-fonts-emoji

インプットメソッドFcitx5
fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-configtool

waybar用フォント
ttf-font-awesome

他ツールをお好みで
vim neovim less neofetch timeshift
xdg-user-dirs-gtk

最後に
# exit
# poweroff
USBメモリを抜いて電源再投入

再起動後にやること

ログイン画面でウィンドウマネージャのドロップダウンリストから「Xfce4」を選択してログインします(いきなりHyprlandで設定できる人はHyprlandで)。

ディレクトリ名の英語化(任意)

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

もう暗記してしまいました。

yayのインストール

$ git clone https://github.com/aur.archlinux.org/yay
$
cd yay
$ makepkg -si

これもコピペしていないので、間違っていたらすいません。

環境変数の設定(Fcitx5)

Xfce4用に環境変数を設定します。公式によると、書き込むファイルは
~/.bash_profile
次点で
~/.xprofile
となっています。

次のような設定スクリプトを作り、USBメモリに保存するなりGithubに置くなりしておけば、クリーンインストールのたびにタイプするという手間が省けるでしょう。

#!bin/sh

cat << EOF >> ~/.bash_profile

export XMODIFIERS=@im=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

EOF

Wayland用に、次のファイルも作成します。
先に、mkdir ~/.config/environment.d/ を実行しておきましょう。

# ~/.config/environment.d/im.conf

XMODIFIERS=@im=fcitx
GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx

日本語ロケールでインストールした限りでは、Fcitx5設定(設定マネージャーから)では特にやることはありませんでした。

Hyprlandでログインする

以上の設定が済んだら、再起動/ログアウトし、Hyprlandでログインします。
ここで設定ファイルが ~/.config/hypr/hyprland.conf に書き込まれます。

キー配列は(デフォルトの)USになっているので、記号の位置がわからない人は

Win + M

でログアウトし、Xfce4で入り直して設定ファイルを編集しましょう。
詳しくは次回で。

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