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夫婦仲改善のポイント①

私の経験上、
夫婦関係において相手に不満があったとしても
相手の改善を目指すのは無意味です。
無意味どころか、たいていは悪化の道をたどります。

仲を改善するには
夫婦のどちらかが自分の思考パターンの基準となる「正しさ」に
「それは本当か?」と疑問を投げかけることからスタートすると思います。

私たちは生まれてから大人になるまでに
社会通念や一般常識など無数の「正しさ」を
たくさん取り入れて生きてきています。

それらは好き嫌いは関係なく、
子供の頃は生きていくために、
そして家庭のみならず社会で適応して生きていくために
必要なものとしてその人自身が自ら取り入れてきたものです。

すべての人がそれぞれの「正しさ」を育てながら生きてくるため、
結婚して新しく家庭をもつと
それまでの「正しさ」がぶつかり合ってしまうことがあります。

はい、私もそうでした。(-_-;)

「なんでこの人はそうなの?」
夫は「別の正しさ」を持っているだけなのに
夫の考えは「おかしい!」「間違いだ!」と決めつけて
「自分の正しさ」を押し付けようとした時期がありました。

「正しさ」の反対は「間違い」ではなく、
「別の正しさ」だということに気づくまで
バトルの日々を過ごしておりました。

でも、夫と関係が壊れる寸前までいったとき
そもそも私の「正しさ」は本物なのか?
その「正しさ」はどこからきているのか?
私はその「正しさ」が好きなのか?
それまで疑いもしなかった自分の「正しさ」を一度手放して
その「正しさ」を受け入れる前の「無の状態の自分」に戻ってみたのです。

そしてそれまでの固定観念、いわゆる「~べき」という自分の「正しさ」を一つ一つそぎ落としていくと・・・・・・。

その結果
固定観念にとらわれる前の
生まれたての
もともとの自分を取り戻していくことができました。

妻・母の役割などに縛られず
誰の顔色も窺わない自分
私は自由!という感覚を得て

どうあるべきかではなく
どうありたいか
自分の心の声に素直に耳を傾けることを繰り返した結果、
それまで封印していた本当の自分が顔を出し始めるようになり、
生きることが以前に比べて楽になりました。

と同時に、「正しさ」の優先順位が一番でなくなると
夫にも「正しさ」をそれほど求めなくなりました。
自分が好きに生き始めると
夫にも寛容な態度を自然ととれるようになったのです。
おかげで、今ではすっかり喧嘩はなくなりました。

そして、
不満の対象でしかなかった夫は、
私がどんな「正しさ」を持っていて、
その正しさを基準に
どんな思考癖をしているかを教えてくれる
ありがたい存在へと変わりました。

自分の「正しさ」と思考癖に気づくこと。
それが夫婦仲の改善につながるポイントの一つだと私は思っています。

あなたはどう思われますか?

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