はじめてオランダへ行ったときの話

あれくさんどりあです。この記事は一番好きなオランダについての事にします。
私がオランダへ初めて行ったのは2000年の11月末頃、21歳の時です。高校生の時からオランダに憧れ、一度行ってみたいという思いを叶えるためにアルバイトでお金を貯めて行きました。

オランダに興味を持ち始めたのは中学生くらいの時です。その頃、スーパーファミコンのゲームソフトに{スーパーフォーメーションサッカー}というのがあり、そのゲームにめちゃくちゃはまっていた私が使っていたチームがオランダでした。オレンジのユニフォームが気に入ったんだと思います。あと、チューリップとか風車とかがザックリ好きだったんだと思います。

その後色々オランダについて調べていると、なんとオランダではマリファナが合法というではありませんか!(正確には合法ではない)日本では厳しく罰せられるのになぜ?と思いました。自分はスモーカーではなかったですが、国によってルールが違うというのが一体どのように管理されているのか自分の目で確かめたいと思いました。調べてみると、当時では公にマリファナを使用できるのはオランダ位でした。個人使用や医療用としてはヨーロッパ諸国を中心に色々な国で認められていましたが。

またオランダでは安楽死や異性同士の結婚なんかも法律で認められている、教育や医療、社会保障の制度なんかが日本とは大いに違う事を知りました。

その様な所を実際に行って、見て感じたいと思い、オランダ行きを決意しました。自分自身初めての海外旅行で初めての飛行機でした。

オランダ、スキポール空港へ着きました。一路アムステルダム中心街へ向かいます。スキポール空港はすごく便利でデザインもカッコいいです。トイレの男性便器には小さなハエのシールが貼ってありました。(男性の小便が飛び散らないようにするための工夫)その後世界中でこのようなものが真似されるようになります。日本などでは二重丸の的のようなシールが貼られました。

無事ホテルへ到着しました。とりあえずは5泊ほど予約していました(その後は移動する予定でした)早速街へ繰り出しました。まず一番はマリファナの吸えるコーヒーショップとやらへ行きました。

正直びっくりしました。みんな普通に吸っています。全然普通です。カフェでタバコを吸うかのようにホントに普通です。アムスの街のありとあらゆる場所にこのようなショップがあります。当時はアムステルダム市内に280軒ほどあったようです。アムスの中心街を歩いていても全く珍しい存在のお店ではありません。そこらじゅうに有りました。どのようにして秩序が保たれているのか知りたかったので現地にて色々調べました。

コーヒーショップというオランダ政府から許可を得たお店でしか販売が出来ません。店先に目立つようにマークが貼ってあるのですぐわかります。このマークでコーヒーショップとカフェを区別しないといけません。(カフェはマリファナ使用できません)一人30gまでは所持しても良いみたいです。使用後又は使用しながらの車の運転は禁止。禁煙場所での使用は禁止(当たり前ですが)。18才未満の使用は禁止。(ちなみにタバコの使用は20歳未満禁止でした)。お酒と一緒に販売する事は禁止。など色々ありました。

販売されている価格にもびっくりしました。お店によって売り方は様々ですが、だいたい5グラムを基準に販売されていました。品種によって価格はピンキリですがだいたい1000円~という感じだったと思います。タバコが一箱1000円位していましたから、マリファナがめっちゃ高いという感じではなかったです。

次に客層です。広場や大通りに面しているお店ではツーリストが結構多かったですが、中心街から少し離れると地元の方中心の所が多く、すごくアットホームな雰囲気が漂っています。危険な空気は一切ないです。皆さんそれぞれがリラックスタイムを楽しんでいる感じでした。一番ビックリしたのが結構老人の方の割合が多かったことです。車椅子で来店されてる方もいました。

と、ここまでマリファナについてなんですがこのままいくとそればっかりになってしまいそうなのでここまでにします。ここまでで私が一番感じたのはルールは国によって違う。自分たちが当たり前と思っている事でも、所変われば常識という考え方が違います。多様性を認め合わないと!!と強く感じました。

初めてのオランダではたくさんの刺激を受けました。このオランダ旅行は約1か月半続けました。当初は各地を巡ろうと考えていたのですが結局オランダにずっといました。しかも同じホテルに。そこを拠点にして日帰りではオランダ各地を旅しましたが。この旅でもっともっとオランダの事について知りたいと思うようになり、その後3回オランダへ行く事となります。

私は雑貨などがすごく好きなのですがオランダにはインテリア雑貨や家具など、やたらオシャレなものが多かったです。街歩きしているときに「DROOG」というお店が目に入りました。速攻で大好きになりました。その時の出会いから今でもずっと大好きです。droogというのはまあ簡単に言いますと、オランダの若手クリエイター集団達が考えた家具や雑貨、空間等あらゆる物をデザインしているひとつのチームと言いましょうか。とにかくカッコいいです。一時期は日本にもdroogのアンテナショップが恵比寿にあったんですよ。もう無いのですが。

その出会いからはもうダッチデザインの虜になりました。ダッチデザインとは先程も書きましたdroogやそれ以外の現代的デザインアートなんかを称してそう言います。雑貨だけではなくアパレルや建築物などありとあらゆる所にダッチデザインはあります。

すみません。ダラダラととりとめのない文章になってしまいました。オランダの事が好きすぎて何をしっかり伝えれば良いのか、訳がわからなくなってきました。その他お伝えしたいことはたくさんありますが、とりあえず今文章はここまで。ありがとうございました。

最後に、私は中学校の頃からオランダが好きでその好きな理由は始めは特になく、ただ直感的に好きだったのですが、初めてオランダへ行ったこの時に知ったのですがオランダは4月30日がクイーンズデイという祝日で一年で一番盛り上がる、国を上げてお祭りモードになります。その日はオランダの前女王様のユリアナ女王の誕生日なのです。
ただ2019年現在はその日は祝日ではなくなっているようです!ショック!
私の誕生日も4/30で、その時は、だからかー!だから自分はオランダに興味持ったんだなーと、何か宇宙規模で繋がっているような感覚になったのを覚えています。

ではまた書きます。




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