屈折
私は、"私を殺してくれる人に愛されたい。"
いつか自分を殺してくれる人
それが私の理想の障害を共にする人。
いつの頃からそう思い始めた。
ただ、ただ、愛情を注いでくれて
笑顔を向けてくれる優しい人などには興味は無かった。
何も惹かれやしない。
私は、自分自身の死を夢見て日々生きている。
特に何もない退屈な人生
"死"こそが私の最大のエンターテイメント。
"死"の瞬間、私はきっと喜びに満ち溢れるだろう、
そんな事を望んで生きている人などこの世には居ないだろう。
どうして、こんな人とはちがう愛情を求めてしまう、屈折した人間になってしまったのだろうか。
自身に問いかけたって、答えなんか出てこない。
だって、求めているんだから、本能が。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?