筋トレを始めたきっかけ

筋トレを始めたきっかけはひょんなことからだった。
昨年の5月ごろ、職場の同僚と、「人生で一度で良いから腹筋を割ってみたいね！」という話になり、年末までに6パックを目指す事になった。

最初の1ヶ月は職場の同僚とともにYouTubeのフィットネス動画を参考に1日2セットほどを習慣として行っていたのだが、一向に腹筋が浮き出てこない…。

どうせ腹筋を割るなら職場の人がビックリするくらいの成果を出したいと思った僕は、「自重の負荷より強い負荷が必要なんじゃないか？」と思って、6月から近所のジムに入会することにした。

今思えば、これが大きな転換点だった。

初めてのジムで緊張しながら、スタッフの人から入会説明を聞き手続きを行った。
手続きを待っている間、ふとジム内を見わたすと、一生懸命にトレーニング器具を使って体を鍛えている人がいた。みんな一生懸命にトレーニング向き合っている。
ジム会員さん同士が笑顔で楽しそうに話している。驚いたのは、本当にどのトレーニーもみんなイキイキしていて何というか、『ステキ』なのだ。これは衝撃だった。

「なんでみんなこんなにイキイキしてるんだ⁉︎カッコいい‼︎」

何事もネガティブに捉えてしまい、失敗を恐れて、不安だらけ。自分に自信が持てなくて自己嫌悪の毎日。変わりたいと思って自己啓発本を読んで、色々と実践してみるも、どれも続かず元通り。
そんな自分とは真逆の人たちばかりだ。
「筋トレで何かが変わるかもしれない…！」漠然と感じる瞬間だった。

入会した足で、閉店間際のスポーツショップ『DEPO』に滑り込み、トレーニング用の靴を選ぶ。
何の前知識も無かったため、適当にデザインの気に入ったNEW Balanceのランニングシューズを購入。

翌日、ちょっぴりくすぐったい気持ちでジムへ足を運んだ。