自宅クローゼットを防音室にする手順
ナレーション、楽器や歌の練習、あるいは歌ってみた等の録音時、
賃貸にお住まいの方であれば、「家の中に防音室があれば..」と誰しも一度は考えられるのではないでしょうか。
ということで今回はDIYでクローゼットを防音室に改造する手順をまとめました。
■作業結果
▼先に、著者が自室のクローゼットで試した今回の作業サマリです。
・作業者:2人(男性)
・作業時間:丸一日
・製作費用:7万円程度
・防音性能:扉を締め切った状態で大声で叫ぶと100m先くらいで誰かが怒鳴っているなという程度
結構大きいウォークインクローゼットの改造だったため材料も多く、作業時間も長くなりましたが、普通のクローゼットであれば作業者・作業時間・費用負担は半分程度ではないかと思います。
■必要なもの
・遮音材(音が部屋の外に出ていかないようにするためのもの、とにかく重い(19kg)ため、女性一人で作業する場合は厳しいかもしれません)
・吸音材(音を部屋の中で消してしまうためのもの)
・タッカー(遮音材を壁に留めるための強いホッチキスのような工具)
・両面テープ(遮音材の上から吸音材を張り付けるためのもの *安物だと全然張り付いてくれないため、ある程度お金をかけて良いものを買うほうがいいです。)
https://item.rakuten.co.jp/yamayuu/5110050/?s-id=bh_pc_item_list_name
・その他(タッカー用の芯の替えや、カッターナイフ)
■作業手順
1.クローゼットの採寸・材料の調達
防音は、音が外にでない・音が中で消えるの2つが条件になり、そのため遮音材と吸音材をクローゼットの壁に設置することができれば、防音室として機能させることが可能になります。
適切な材料の量を見極めるためにまずはクローゼットの中のものを出し、全体の採寸・材料の調達を行います。
▼クローゼットの中を空にして、高さ・幅などを測りました
2.遮音材の切り出し、タッカーで壁に設置
クローゼットの大きさに合わせて遮音材を切り出し、タッカーで打ち付けることによって遮音材を壁に設置します。(タッカーのため若干小さい穴が開いてしまいます。これが嫌だ!という場合には、細かく遮音材を切って養生テープの上から両面テープで張り付ける..などでも対応可能です)
▼タッカーでバチバチ留めていきました。
3.吸音材を両面テープで張り付け
吸音材を切り出し、両面テープで張り付けていきます。自分が紹介しているGCボードはグラスウールという素材であり、細かいガラス片などがあって直接触るとチクチク刺さって痒いためDIY用の手袋などをはめて作業されるといいかと思います。
▼グラスウールはこのようにスポンジのような素材です。簡単にサクサク切れます。
▼完成した防音室がこちらです。床にマットも敷いてみました。
■まとめ
作業自体は時間かかりますが、素人でも労力をかければちゃんとできるので防音室を自宅に作りたいという方にはおすすめです。
今回の作業は以下のブログなど参考にしたため、こちらの情報も是非ご確認ください。
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