なぜメジャーデビューすると「あれ..?昔と違う..」と感じるのか~周波数分布で見るthe mirraz~(Part2)

Part1はこちら

■10kHZ~20kHZの音域は怖い

上記の結果が見辛いため部分的に切り取ると、つまりこの↓の赤枠の音域でかなり音が鳴ってしまっています。

■メジャーデビュー後のスーパーフレアより、かなり音が入っている。

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■インディーズ時代のラストナンバーでは控えめ

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10~20kHZ(人間の聴覚は最大で20KHZ)のあたりは超高音域と言われ、あまり聞き取れないものの、きらびやかさを表現するには欠かせない音域です。(presenceと呼ばれる)ただし、強く出すぎると恐怖心・不快感を催すことがあるため、今回自分が「何か違う」と感じた原因はこの音域で音が鳴りすぎているということだと判明しました。

■まとめ

「何も変わっていないはずのあのバンドがメジャーになった途端に微妙になった..」と感じる原因の一つがミキシングであることが今回ふわっとわかりました。でも勿論、人によって好きな音域の配分はそれぞれ違うでしょうからもしかすると自分にとっては不快になっても、別の人にはフィットするのかもしれません。そう考えると、実はリスナーの層が若干変化しただけで、自分は切られた層の側にいただけとも考えられますね。

何にせよ、「いい曲はいいミックスから」ということを再確認できました。

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