51日後に『還』の私・1970年9歳
このシリーズは、4月26日に還暦を迎える私がこれまで生きてきた人生を、
1日1年として60日前の2月25日からカウントダウンしているものです。
人生をトラウマや問題や大きな出来事などの記憶としてではなく、
それらのハイライトのみではなく、
日々、日常をただ生きた、1日1日、365日をちゃんと生きた、
笑ったり泣いたり歌ったりしながら、生を楽しんだ。
だからこそ今の私がある。という観点から、
今までの私が生きたすべての日々をリスペクトするためのシリーズです。
さあ、70年代に突入!
やはり個人的にも世界/世情的にも新しい10年のサイクルに入った感覚があるな〜
私は小学3年生、9歳。
でも、この年だって特定できるような写真は見つけられなかった。
インスタLiveの最中に思い出したこの写真、
これは7、8歳かな〜
よくドッヂボールしてたんだよね。
これはうちにあったのだけど、それ以外の9歳ぐらいの写真を見つけるために実家に戻って探しまくったw
そんなことしている自分、以前なら考えられない。
アルバムなんて不要なもの。全部捨てちゃって、と思っていたのだ。
特にこの辺りの年齢から上は、自分を嫌いな度合いが強すぎて、
写真を撮ることももちろんあまりないし(自撮りとかの習慣も感覚もない時代ね)
集合写真やグループ写真も、見る気がしなかった。
唯一見つかったのは、例によってピアノの発表会シーン。
多分、9歳もしくは10歳かな、と思われる。
その前のピアノ発表会の写真は足がまったく床についてなかったから
果たして1年でこんなに背が伸びるのかちょっと疑問だけれど…
そしてもう1枚。多分これも9歳。
親友の「まみちゃん」と弟妹と。
世の中は、1970年大阪で開催された万博1色。
三波春夫の「こんにちは〜こんにちは〜」の歌が流れ、
岡本太郎の太陽の塔に象徴されるこの国際的なお祭りに、
私の同級生も、学校を休んでまで家族で行ったりしていた。
(「1分で分かる!激動の昭和史 昭和45年(1970年)そのときあなたは?」より)
私は行かなかったし、うちの家庭はちょっと冷めてた気がする。
いずれにしても、あまり記憶がない年だ。
(岡本太郎作・太陽の塔)
それでも、そういう年があるからこそ、
このシリーズをやっているわけで。
日常を生きていたはずだし、1日1日ちゃんと生きていたのだ。
それを感じることを、この年の出来事やヒット商品、アニメ、ヒット曲などが
助けてくれる。ネットの時代、ありがたい。
1970年。
万博に世の中(日本)が湧いている記憶。
同時に、学生運動が沈静化、三島由紀夫の割腹自殺、
などから急速に、「冷めた」空気感が漂い始める。
何をやっても熱中できない、面白がらない、
「しらける」という言葉が流行り始める。
この年のアニメでは、明日のジョー。(「立て!立て!立つんだ、ジョー!」)
これが始まった年。やはり根性もの、闘魂ものだね。
そして、みなしごハッチ。
あまり覚えていないけれど。
ヒット曲は、ほとんど覚えているものばかり。
(「年代流行」1970年(昭和45年)流行・出来事/年代流行 より)
昨日(=前の年)の大ヒット曲「黒ネコのタンゴ」は
ミリオンセラーとなって空前の大ヒットとなっているね。
ドリフのズンドコ節も引き続きヒットしてるけど
黒ネコのタンゴの比じゃないね。
ヒデとロザンナの存在も忘れられない。たどたどしい日本語で喋るロザンナ、
微笑ましくて魅力的だった。
インスタライブでは、由紀さおりの「手紙」、
そして「夢は夜ひらく」(藤圭子)を歌った。
こうして時代は、そして日本人、特に若者は、
なんとなく暗い、三無と呼ばれた、
「無気力、無関心、無責任」、そして
前述の「しらける」という言葉を使い続け、
「しらけ世代」と称された、私達の年代の時代、
70年代へ。
あ、そうそう。今回、実家で感動的な写真を見つけた。
以前だって見ていたはずなのに、これらの写真が
意味することが、今はまったく違っている。
なんと、私が3歳の頃、初めて町内か何かのお祭りの場所に行って
そこに置いてあった太鼓に興味を示し、いくら行っても
そこから動こうとしなかったので、写真を撮ったとのこと。
その時から50年以上たってから、まさか和太鼓を熱心に
習うことになるとは。
ただ、自分が打つのでなくても
和太鼓の音を聴くのは、ずっと好きだったんだけど、
まさか3歳の時にこんなことがあったとは…
いつだって、今ここと繋がっている過去があるんだ。
明日に続く。
インスタグラムではライブ配信で、当時のヒット曲を
同年代の人達と歌って楽しんだりエピソードを語ったりしています。
(時間未定ですが、大体夜の20:00前後にスタートしてます)
ぜひ視聴しに来てくださいね。
アーカイブ視聴もできます(プロフィールページのIGTVのタブから)
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