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今日疑問に思ったこと149ー上川大臣の言葉(続)


「今日疑問に思ったこと148ー上川大臣の言葉」で、上川大臣の演説から「子供を産まない女は女にあらず」という意味は汲み取れないと書いた。

しかし、その後幾つかのメディアをチェックしてみると、大勢は「子供を産まない女は女じゃない」というふうに解釈していて、彼女を批判していた。

大手新聞社の女性記者は「自分は子供を産んでいないのであの言葉は不快だった」と述べていたし、テレビのニュースショーのコメンテーターは「自民党の保守的な家族観を潜在的に持っているので、うっかり表出した結果だ」と川勝前知事の発言を引いて語っていた。このnoteでもその手の解釈が多かった。YouTube は見ていないが、怖くて見られない。

私は彼女という人間も思想も知らないので、それらの意見に異を唱える根拠をもっていない。だから彼女に「子供を産まない女への呼びかけの意図があったのか」、「自分の家族観がポロッと出てしまったのか」、あるいは「私が理解したように素直に女性知事を誕生させようと言っただけなのか」これ以上はこの議論をしても不毛だと思う。本人のみぞ知る。ただ彼女は発言を撤回してしまっている。

政治家の演説は、こんな風に深読みされるものなのだと実感した。いや政治家ばかりではないだろう、きっと。発言をめぐっては、我々の日常でも頻繁に起こっているはずだ。そのことで落ち込んだり傷ついたりしているのだから。

こんな事態が起きると人々は発言することに臆病になり、萎縮してしまうのではないかと恐れる。「日本中学生新聞」を一人で発行している編集者の中学生はどう受け止めたのか聞いて見たい。


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