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今日ときめいた一冊195ー「20代で得た知見」(KADOKAWA 著者 F ) その3

「今日ときめいた一冊188ー『20代で得た知見』」及び「今日ときめいた一冊193ー『20代で得た知見』その2」の続編です。

読み返すたびに、新たに心惹かれる言葉に出会う。だからそれらの言葉を書き残しておきたい。今日はこんな言葉に惹かれた。


本の冒頭「ご挨拶」からの言葉。

二十代の人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かせられたかで決まる

(そんな断片を求めて数百名の人びとに訊ねて得たものが、この本に集められた「知見」であると著者は語る)

1  明日私たちはくたばるかもしれない

だからこそ、

「生き急げ」
「欲しいものはすぐ手に入れろ」
「言葉より行動で人を見よ」


(でも他人の行動には見えるものと見えないものがある。そして本音はなかなか人に見せないものである。だからこそ、見えないものを信じなければならない、それは直感と賭けのようなもの。それこそが人間の本質だからだ)

己の心を捧げてもいい特別なものに出会うためにはまず、お友達や流行りものと群れていては決して見つからない。

だからこそ、

「孤独であれ」ただし、「私はここにいると叫び続けろ」

2  絶望するな、しかし生き急げ

死にたさの類は消えない。だから、諦めて飼い慣らした方がいい🤔

3  最も痛々しい思い出が、それでも一番美しい

等身大で嘘を吐かず、隠れず、隠さず、堂々と暴れる。好き嫌いをはっきりさせる。それが二十代の大前提です。シンデレラはいません。白馬の王子様もいない。でも、どこかに特別な一人がいる。同じような魂を持つ、孤独な人がいる。


4 二十代に自信はいらない
自信がないから他人の優れた部分が見えたり、真似したくなったり、改良したいと思うのだと。

自信がないから動こうとして、過程で痛い目、酷い目に遭う。でも、その失敗の知識と経験の総体が才覚となり、不変の根拠となり、不動の自信になる。

二十代に自信は要らない。自信がないのは、最大の武器です。


13  私の友人の幸福論

幸せって大きく分けて二種類あると思う。ひとつは日常に帰ってくるための非日常の幸せ。もうひとつは、非日常に行くための日常の幸せ


16  性分は、直すのでなく引き受ける

優柔不断な性分を直すより、「自分に決定権がないことについては思い煩わない」性分は選べない。選べないものは、軽やかに引き受けた方が良い。


19  外見と内面は完全に矛盾する

人は自分に欠けているものほど、それを持っている振りをしようとする。
要注意なのは、何も持ってない振り、なにも見てない、なにも知らない振りをしている人です。


23  名言は己の身体で試せ

「努力は裏切らない」、「努力は夢中に絶対勝てない」どちらを信じるか?

(友人の言葉)
「人は信じたいものしか信じられない。だからこそ名言は自分の身体で試すしかない。試して良かったならその名言を着続ければいい。試してだめだったら脱ぎ捨てれば良い」

47  夢などなくとも、人はならざるを得ないものになる

そして「ならざるを得ないものを受け入れるしかない」


49  大前提として人は、食事したものしか排泄できません

人は、自分が優しくされた方法でしか、人に優しくできない。
人は、自分が救われた方法でしか、人を救えない、、、。

オリジナルだとか、唯一無二のなにか。そんな崇高なものはこの世に存在しない。誰もが誰かの複製。一切は借り物。人は、出会った人によってしか自己を形成できない。

だが、それだけでは世界があまりに窮屈だ。でも、この限界を突破する方法が一つだけ存在するーそれは本を読むことである。本は読んだ方がいい。

人は、見聞きした言葉しか話せない。でも見聞きした言葉は、出会った人によるものである必要がない。一冊の共通した本を読んでいれば会話することができる。たくさん読んでいれば、読んだ本の数だけ、言葉が、孤独が、通じる人の数が増える。だから面白い本に出会ったら、たくさんの人に薦めたほうがいい。

それが急速に分断していく世界への、最善の抵抗手段だからです。


「私がときめいた言葉や出来事を誰かと分かち合いたい」それがnote を書く理由

生きる理由などなくとも生きていていい。そう気づいている人はずっと生きていける。


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