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未来の私のために。あの時何に感動したのかを思い出すために。

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今日ときめいた言葉。日常生活で出会った素敵な言葉、心動かされた言葉あるいは事柄について書いています。そんな言葉に出会った時、凡庸な日常が一瞬輝きます。ああ、私は言葉に生かされてい… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

今日ときめいた言葉39ー「自分の人生はその意味づけによって、いくらでもリッチにできる」

(2023年4月26日付 朝日新聞「心のはなし」ーリスキリング(学び直し)への心構えはー社会学者 橋爪大三郎氏の言葉) 「リスキリング。危ない言葉ですね。『労働者にお前のスキルはもう古い』と言っているようなものです」 「経営者も政府も、経営不振や不景気を労働者のせいにしてクビにする口実にしたいだけだ。クビになるのはスキルのないお前のせいだと言って」 橋爪氏の記事はさらに続く。長いが概要を書き記したい: 「今の時代スキルを身につけたからといって職人が管理職や経営者になれ

「外国人観光客が押し寄せている⁈」ーテレビ報道は本当だったと実感した日

連日モーニングショーで流される日本を訪れる外国人観光客のニュース。いかにも大勢の外国人観光客が日本に殺到しているかのような映像を作っていると思って見ていた。 今回長女家族が2週間の予定でアメリカからやってきて、図らずも観光ブームに巻き込まれた。2泊3日で箱根への旅。 ロマンスカーは快適だった。小田原駅ワンストップだけで、箱根湯本駅に到着。箱根登山鉄道に乗り換えた時、今まで見てきたニュースがまんざら嘘ではなかったと実感した。もう乗客で一杯。座れなかった。多くは外国人観光客だ

今日ときめいた言葉ではなく本当の話38ーインドネシアの男性が叶えたかった夢

(2023年4月15日付 朝日新聞「そよかぜ 夢を買ったワルジじいさん」半田尚子から)          (タイトル写真は、ja.wikipedia.orgより転載) インドネシア・ジャワ州にある田舎町。そこにある「ダイハツ工業」のショールームに白くなった髪の毛も髭も伸び放題、身なりもみすぼらしい男性が現れた。 警備員は物乞いだと思いお札を差し出すと、それを断り「車を見せてもらえませんか」と言った。ショールームの男

今日ときめいた言葉37ー内館牧子さんが言われた言葉「あなた、やめないと私みたいになっちゃうわよ」

(2023年4月13日付 朝日新聞 “一語一会”「あなた、やめないと私みたいになっちゃうわよ」脚本家 内館牧子氏の記事から」) これは内館さんが会社で働き続けることに疑問を持ち始めていた時、先輩女性社員から言われた言葉だ。「根無し草になる」という怖さが先立ち、大手企業をやめて生きていくということに決心がつかずにいた時である。 内館さんは、私よりちょっと歳上だけど、ほぼ同じ世代だ。だからこの言葉を言った先輩の思いも、その時の内館さんの気持ちもよく分かる。当時の私も同じだった

今日ときめいた言葉36ー坂本龍一氏の言葉「“届く言葉”を練っていかないと届かないと思う」

                (タイトル写真はNHK NEWS WEBより転載) (2023年4月9日放送 「サンデーモーニング 風をよむ〜坂本龍一さんが遺したもの」から) <坂本氏の言葉> “届く言葉” 歌の中によく出てくる『愛』っていう言葉がありますけど、僕たちは『愛』って聞いただけで嘘くさく感じてしまう。 『平和』『反戦』とか言われただけで、拒否反応が起きてしまう人がいるのもよく理解できるんです。 ”届く言葉“を練っていかないと届かないと思う。 "非戦"

今ごろ初体験❣️COVID・インフルエンザの感染チェック

COVIDのワクチンを5回受け、インフルエンザの予防注射も打った。だから今年も乗り切れるか、と思いきや、やられた‼️どうも夫からうつされたらしい。彼は私と違い、社交家なのでどこへでも出かけていく。だからどっかからもらってきたのだろう。2、3日ゴホンゴホンしていたが、よくなったようだった。 そして、その後私の体に異変が起こったー体中の痛み、激しい咳、喉の痛み、鼻詰まり、微熱(滅多に熱を出さないタイプ。日頃低体温で35.6度程度。だから37度も出ると苦しい) これは絶対にイン

今日ときめいた言葉35ー「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、全力で挑戦したときだけだ」

        (タイトル画は「カモメに飛ぶことを教えた猫」挿絵から転載) これは、「カモメに飛ぶことを教えた猫」(作者ルイス・セプルベダ)という本の最後で、カモメに飛ぶことを教えた猫ゾルバが、そのカモメが飛んだ時に言った言葉だ。 カモメは17回も飛ぶことに失敗した後、最後には教会の塔から飛ぶことができた。それは感動的な瞬間だった。猫に育てられ、一度も地上を離れたことがないカモメが飛ぶのだから。この言葉に私は心が揺さぶられた。 「心の底からそうしたい」と願い、「全力で挑

衝撃の絵画ー「1946」(旧満州からの引き揚げ)

                   (manmoukinenkan.comから転載) 絵画の大きさもさることながら、これを描いたのが中国人の画家(王希奇氏)であると言うこと。この作品を描いたきっかけは、旧満州から悲惨な状態で引き揚げる日本人たちの写真を見た際、「男の格好をした一人の女の子」(上記写真)に注意を引きつけられたことだそうだ。中国は日本にひどい目に遭わされたが、日本の人々も同じようにひどい目にあっていると思ったそうだ。 この動画には王氏の絵画の制作過程が描かれ