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愛の不時着から始めたnote

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愛の不時着についての俵万智さんの記事「はにかみと思いやりのずらし話法」に触発されて、私もあのような素敵な文が書きたいと投稿を始めました。今は、韓国ドラマの他、自分の体験談や日頃思… もっと読む
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#今こそ学びたいこと

今日ときめい言葉14ー大谷選手の言葉「どういう成長できるかな、どういう発見があるのかな、という楽しみの方が大きい」

(冒頭写真はNHK www3.nhk.or.jpから転載) (2022年11月12日放送 NHKスペシャル 「メジャーリーガー大谷翔平」〜2022 アメリカの新たな伝説へ〜から) 大谷選手「こういう結果を残したい、みたいなものは、あんまり考えてないです。逆にどういう成長できるかな、という楽しみのほうが大きい。バッターも去年結果が出たからといって、全部が全部同じようにやれるかといったら、そうではないので。もっとよくなるためにいろいろ試すし、どういう発見があるのかなと思って、

今日ときめいた言葉13ー「努力を続けるには、楽しむことが欠かせない」

(冒頭写真は、wowwowtennisworld.jpから転載) (2023年1月3日付 朝日新聞「フェデラーさんに聞く」からフェデラー氏の言葉) 「努力を続けるには、楽しむことが欠かせない。そして、打ち込むことによって楽しみを見いだせる。仕事を楽しめたら、義務的な苦痛から解放される。そうした感覚への到達は、必ずしも容易ではないけれど、『楽しむ』『打ち込む』のバランスにはいつも心を配ってきた」 昨年引退したテニス界のスーパースター、ロジャー・フェデラー氏のインタビュー記

今日ときめいた言葉12ー「勝てないけど負けないを目指す」覚悟が問われる時代

(2023年1月1日付 朝日新聞「『覚悟』の時代に」宗教学者 山折哲雄氏の言葉) 日本人が覚悟を求められるときに使う言葉 ー「死ぬ覚悟で」 「死」と「覚悟」が結びついたのはなぜか? 戦のなくなった世の中で武士が主君にどのように忠誠を尽くせばよいのかを強調するために、死が注目されたと山折氏は言う。さらに転機になったのは「葉隠」で「観念的に過激化させた思想」が、 「武士道というは死ぬ事と見つけたり」 である。しかし、「葉隠」には、勇ましい形で死の覚悟を促す生き方の他に、も

今日ときめいた言葉11ー「絶望を救うのは、日常そのものだけなのです。朝のコーヒーの一杯でもよい。何か人間らしいことによって、人は救われるのです」

(2023年1月1日付 朝日新聞 「誰もが孤独の時代 人間性失わないで」 スベトラーナ・アレクシエービッチさんの言葉から) 彼女は、「戦争は女の顔をしていない」で独ソ戦を戦った女性兵士の声を集めて戦場での生々しい現実を描いた作家で、ノーベル文学賞受賞者でもある。他にもアフガンに侵攻したソ連兵やその遺族、チェルノブイリの事故の遺族や被災者を取材して社会や時代の犠牲になった人々の声を作品にしてきた人でもある。 そんな絶望の淵にいる人々を見てきた彼女が、 「絶望を救うのは日常

教育とは日々の暮らしの中で手渡されるのだと実感した日−2023年1月1日

アメリカはまだ大晦日。年越しそばを食べているのは、長女の家族(下の2枚)と次女の家族の食卓(上の写真)。 長女のうちは、うどん。 こちらは次女のうちの食卓 年越しはお蕎麦を食べなさいと教えたわけではないけど、長いマレーシア滞在の後、日本に戻って家族5人で過ごした短い生活の中で娘たちが感じ取っていたアイディアなのだと思う。 マレーシアのインターナショナル・スクールにいた時、「子育てで大切なのは、良い教育と栄養のある食事」とアメリカ人のママとよく話した。 日本に戻った時

2022年の終わりに思うこと

「心にばつの悪さが生じると耳が赤らむ。そこから「恥」という字が出来たと、白川静さんの『常用字解』にある。「聞く力」の人の耳は、ほんの一瞬でも赤く染まっただろうか。そうでなければ、悲しすぎる。」 (2022年12月24日付 朝日新聞 「天声人語」から。岸田政権が、原発を「最大限活用する」とした新方針に対して) 私がnoteを始めたのは、2021年4月。「愛の不時着」について書かれた俵万智さんの記事「はにかみと思いやりのずらし話法〜リ・ジョンヒョクの言葉「愛の不時着」ノート⑥」

工学系女子を増やすために“女子枠“設定ーあなたは理工系を選択しますか?

(2022年12月20日付 朝日新聞 「工学部入試 広がる女子枠」より) 日本の政府や教育界そして産業界も、あまりに無節操だと思いませんか? ちょっと前まで、大学の医学部で女子受験生を不当に不合格にしていたのに、今度は工学部に女子枠を設けてまで工学系女子学生を増やそうとしている。 世界の水準を気にする日本政府にとって、OECD(経済協力機構)の示した数値はちょっと、いやかなり現状そして将来を憂うべきものだったに違いない。 日本における女性の大学入学者のうち理工系に進学