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教育とは、学ぶとは、知識そして知性とは?

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日本の学校教育このままで大丈夫でしょうか。私たちは何のために学ぶのか、知識とは、知性とは、について考えていることを書いています。
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2024年2月の記事一覧

今日ときめいた言葉118ー「脳は後ろから前に向かって発達し、脳の加齢は前から進む😱」

(2024年2月21日付 朝日新聞「早期教育への疑問」ー「脳は順次発達 習い事には適齢期」東北大学加齢医学研究所 瀧靖之教授) 教授の研究から分かってきたのがタイトルにある「脳は後ろから前に向かって発達し、脳の加齢は前から進む」ということだそうである。 生後すぐは、ものを見る機能を担う頭の後ろ「後頭葉」が発達する。同じころに、音を聞く能力に関わる「側頭葉」も発達する。 次に「頭頂葉」が発達する。ここは「触感」をつかさどる「感覚野」や体の動きをつかさどる「運動野」がある。

今日ときめいた言葉116ー「何歳になっても、子どもと同じようなやり方で新しい言語を習得することは可能だ」

         (タイトル写真はWikipediaから転載) 2024年2月5日付朝日新聞によると、何歳になっても言語習得は可能だそうだ。 言語学では、「言語を自然に習得できるのは、一定の年齢(臨界期)までだ」という仮説があるそうだが、東京大学の行った実験で、その仮説は正しくないことが示されたという。 実験は、日本語が母語で、英語の習得経験がある14〜26歳の男女31人にカザフスタンで使われているカザフ語を学習させ、その際脳のどの部位が活動しているかをMRIで測定する

今日とても憂慮したこと115ー「日本の子ども、政治と深い溝」

高校生の政治意識が低いと憂いている。都立杉並高校で今起きている自民党の裏金問題ついてアンケートをとると2年生72人のうち38人が興味がないと答えたそうである(2024年2月8日付朝日新聞) 「今更ですか?」と聞きたい。無関心にさせて来たのは誰なのだ?日本の学校教育は授業で政治を扱うことを厳しく抑制して来た。授業で政治を扱ったら偏向教育だとクレームがついたり、「日本中学生新聞の発行者」のように教室で政治のことを話したら先生に叱られたり、クラスで首相にお手紙を書いたら教育委員会

今日ときめいた言葉114ー「覚悟は未知だからこそできる。分かっていたらできないものかもしれません」

(2023年1月5日付 朝日新聞 「覚悟の時代に」ー自分に向き合うーから伊藤詩織氏の語る「覚悟」とは」 伊藤詩織氏は、2017年、元TBS記者から受けた性暴力を告発。2022年7月、最高裁で性暴力を認める判決が確定した。 「覚悟は未知だからこそできる、分かっていたらできないものかもしれません」 性被害を告白したとき妹さんから「何をしていても、性被害を受けた人だということがついて回る」と言われたそうだ。実際その通りになって、民事訴訟で性暴力が認められるまで7年もかかった。