私がコーチをしている「認知科学のコーチング」について
コーチングとは?
●自己紹介
大塚祐子
株式会社ボーダレスジャパン スタートアップスタジオ所属
スタートアップマーケター兼クリエイティブディレクター
広告代理店で7年、1年はミャンマーの現地法人で人材系の広報などを経験し、現在は株式会社ボーダレスジャパンに勤務、8年目。入社当時はBusiness Leather Factory のアライアンス統括としてブランディングから店舗展開を担当。その後、役20社の事業立ち上げやリブランディングを担当し今に至ります。
3年前に娘を出産し、2019年に福岡県糸島市に移住し実母との同居をスタート(母は65歳で2020年秋に自宅でカフェを開業)。趣味は音楽と絵画や水泳、最近20年ぶりにサーフィンを復活させました!
<補足>
ボーダレスジャパン入社時に記載した自己紹介と2019年までの実績です。
https://www.borderless-japan.com/member/yuko-otsuka/
さて、下記は私の事例なんですが、
下記の中に、これからお話する人生にイノベーションを起こすための改善ポイントが隠れています。考えながら読んでみてください。
お読みいただき、何かお気づきになりますか?
『改善が必要なポイント』は、
外圧的な義務「〜しなければ(=have to)」な人生の中で生き続ける限り、イノベーションは愚か、自分らしい生き方はできません。そして、最も重要なことは「未来に対するゴール」の存在です。
「〜しなければ(=have to)」は外圧であり、過去を起因するもの。過去に生きるのではなく、未来に生きるのが大切なんです。なぜか、ということはこれからお話していきますね。
これからコーチングを通して、マインド・心と脳の使い方を身に付けることで誰かの人生ではなく、皆さん自身の人生を生きてください。
では、イノベーションを起こすマインドのカラクリ5つのポイントをご紹介します。
1.あなたの人生を左右する
「ゴール設定」
最初に、最も重要なゴール設定のお話からはじめていきます。
ゴールの設定が全てといっていいほど、重要です。
そして、そのゴール世界をリアルに感じられたならば、それは実現するのです!
「??????」ハテナたくさん浮かびますよね〜?
脳は、現実で経験したことも、想像しているイメージの世界で認識したことも臨場感があれば現実と区別なく認識するんです。そのため、無謀とも思われる現実とは程遠いゴールを設定したとしても、そこに臨場感を感じられるのであれば実現する。ということは、スピリチュアルな世界の話ではなく、認知科学のお話なんです。
そのため、認知科学に基づくコーチングでは、過去ではなく未来にこだわります。
しかし、ゴール設定することや、臨場感を感じることは、容易なことではありません。
一人では混乱してしまいます、そのためにコーチが必要なのです!
①現状の外にゴールを設定する
例えば、
-1年後には5kg痩せよう
-1年後の事業の売上130%や
-1年後キャリアのためのに資格取得
というのは、現状の延長線上の理想のゴールで、未来の可能性を限定しています。
現状の外のゴールとは、あなたの想像を超えた、ゴールまでの道筋も方法もわからない、考えるだけで尻込みし手に汗握るようなゴールです。
そのゴールは
②本来の無意識的才能「want to」に紐づく
want toとは、5歳くらいから今まで発揮し続けている無意識的なパターンのことです。
これを確信せずに生きている人はとても多いんです。私ももちろんコーチングに出会うまで、何がwant toなのか気づかず社会人になって得意だと他者が評価するものと勘違いをしていました。
またゴールがwant toと重なっていると、辛いことがあっても諦めずにできるんです。want toは無意識的にを他者が制止しても継続してきたことなので。
「want toの抽出」はマインドのカラクリの後に、ワークを行っていただきます。
では、最後に
③バランスホイールで作成する
下記8つの領域にゴールを3つずつ合計24つ設定します。
【趣味、仕事、ファイナンス、美容健康、家族、知性、社会貢献、人間関係】
全て現状の外に置きます。それにより仕事1つだけを掲げるより臨場感が上がりゴールが達成しやすくなります。
「え!24つのゴールて、多すぎでしょ!」
と、感じてますよね?私たちこれまで、1つにフォーカスすることが成功の定義と学んできましたから。でも...受験中に彼氏もいて髪も染めてバイトとかしてるのに、鮮やかに志望校に受かる同級生とかいますよね?
それと、各エリアに8×3=24個、1つコケたところで全然平気!ということも。ゴールはフォーカスをしなさいと習ったけど逆です。24個もゴール置くと混乱するけど、それを最適化するのは理性ではなくて脳が寝てる間に無意識がしてくれるんです!その仕組みについて、後ほどお話します。
では、ゴールを達成するために最も重要なものをお話します。
2.ゴールを達成できる能力の自己評価
「エフィカシー」
これまで何も経験がない新領域への挑戦に対して、根拠のない自信があり周囲は「大丈夫?」と心配するものの、やれちゃった!みたいな経験ありませんか。その根拠のない自信=「エフィカシー」です。
「ゴールを達成するために大切なことは何だと思いますか?」と聞かれたら、何だと思いますか?
恐らく、アイデアや経験、スキル、資金、人脈などリソースがあり成功する条件が揃うと達成できる!と考えますよね?
例えば、泳げないのに、大会で優勝しよう!なんて頭がおかしいかと考えてしまいますよね。
でもそれは、本当でしょうか?
イノベーションを起こす時に、リソースは成功に必要だと歴史は証明しているのでしょうか?
一番簡単な例は「ライト兄弟」
片田舎の兄弟が人脈もリソースもなく、誰よりも早く飛行機を作ってしまいました。
実はこれ、ハーバードよりも先に作っているんです。リソースをベースにするならば、明かにハーバードが先だけと考えますよね?
私の身近な例では、
うちの母は最近カフェをオープンしたんですが、一度も飲食店で料理をしていた経験などありません。シニアとペットが癒される場所を作りたいという思いで、65歳で起業しました。
経験がないと、と言っていたらみんな何者にもなれません。お医者さんだって、最初から人を切り開いた経験なんてないですよね。
イノベーションを起こすためには、リソースは関係ないんです!
必要なのは、未来のゴールを達成できるという自己評価「根拠のない自信(エフィカシー)」があるかどうかです。自分が自分に「このゴールイケる!!」と思えたならば、ゴールまでの道筋が見えるというのがマインドのカラクリです。
今を快適に過ごせていないのは、過去によってではなく、未来によって成されています。
現状のままで良いという未来を描いたから、現状のまま過ごしているんです。
「未来から、今がある」
未来のゴールが達成できるかどうかは、他人が決めることでもなく、過去の経験やリソースで決まるわけでもなく、あなたが決めることができるんです。
そしてコーチは、皆さんが「このゴールイケる!!」とエフィカシーが高い状態にすることが使命なんです。自分では、想像もしたことのないゴールをイケる!!とすぐに評価することは難しい。そのためにコーチの脳を使ってください。しかし、コーチがあなたはこのゴールできると思うよ!と言われて自信を持つこととは異なります。
エフィカシーは、高い人と低い人がいるわけではなく、どんな方にも高いエフィカシー分野と低いエフィカシー分野があります。私は、文章を書くということが非常にエフィカシーが低く、人の数倍以上の時間がかかるのでしないようにしています。でも人とお話したり、内容を視覚化したりすることにはエフィカシーが高い領域です。
皆さんもエフィカシーの高かった経験や領域についても考えてみてください。
そして、ゴール設定する時には、エフィカシーの高い状況で考えることもおすすめです。
では、ゴールを設定すると、イノベーションが起こる仕組みについてお伝えしていきます。
3.慣れ親しんだものを維持しようとする
「ホメオスタシス(コンフォートゾーン)」
コンフォートゾーンって聞いたことありますか?
例えば、
あなたのチームで今後のチームの方針を話す時を想像してみてください。多少緊張するかもしれないですが、顧客や初対面の人にプレゼンするよりは自然に話せるのではないでしょうか?
それが、菅総理やバイデン大統領の前でプレゼンするとしたらどうでしょうか?
おそらく緊張して自然体でお話することは難しいのではないでしょうか?
いつも会話を交わしているメンバーとは、慣れ親しんだ状態ゆえにパフォーマンスが出せると思います。この慣れ親しんだ状態をコンフォートゾーンと言います。結果が出したければ、コンフォートゾーンで行えば良いわけです!
そのため、もしキャリアアップを臨むならば、そのキャリアアップした場所をコンフォータブルにしてく必要があります。
このコンフォートゾーンは、広げたりズラしたりすることはできるんですが、外に無理やり出ようとすると強力な力で現状のコンフォートゾーンに引き戻されます。
60キロがコンフォートゾーンの人が、トレーナーを付けて10キロのダイエットに成功。しかし数ヶ月で簡単に元の体重に戻るという話はよく聞きますよね?これまさにコンフォートゾーンに引き戻されています。これはなぜ起こっているのか?これは「ホメオスタシス」という脳の機能によって起きているんです。
「ホメオスタシス」は、慣れ親しんだものを維持し一定の安定を保とうとする機能です。私たちの身体は暑いエジプトでも、極寒のアラスカでも平熱の36度は一定を保ってくれるのも、この機能のおかげなんです。ホメオスタシスにより引き戻された先が、コンフォートゾーンです。そして大事なのが、コンフォートゾーンは1つしか持てないということです。体温が34度と36度など2つの体温を持てないように、現状と現状の外のコンフォートゾーンも2つ取れないんです。
ということは、コンフォートゾーンが、現状に止まり続ける限りイノベーションは起きません。
現状の外のゴールへコンフォートゾーンを、いかにズラすことができるか?これが大きなポイントになります。
それは、現状の外のゴール側の「臨場感を高めること」です。
(現状の外のゴールに自分がいるイメージ図:今の現状の方が快適ではなくなります)
ゴール側を現状よりもリアルに感じコンフォートゾーンがズレると、ホメオスタシスのフィードバックがゴール側にかかます。この引き戻す力を「モチベーション」と言います。ゴール側がコンフォートゾーンになると、無意識的にゴールへのプロセスが出現し変化が起こり始めます。
コンフォートゾーンをズラす際に、現状の外におけているかを確認する方法があります。
例えば、ズラした際に、これは私の理想でしかない!嬉しい!!!!と、喜んでテンションが
上がっているだけのゴールは現状です。ゴール設定した時に拒否反応のようなざわざわする認知不協和がないと現状の外ではないんです。ゴール設定後のサインとして、楽しみにしていてください。
また、ゴール達成が近づくとモチベーションが急激に下がります。そのため、ゴールが射程に入った際には、ゴールを更に現状の外に設定する必要があります。
次に、なぜゴールに臨場感を持てるとゴールまでのプロセスが現れるのか?についてお話しします。
4.ゴールまでの道筋を出現させる
「RASとスコトーマ」
「RAS(Reticure activating system)」:睡眠と覚醒を司る脳のメカニズムです。
ゴール達成に向け「責任性」を帯びると、RASが発火しゲートが開きスコトーマ(これまで見えていなかった)盲点の状態だった情報が目に飛び込むようになります。
どいういうことかというと、、
簡単な例で言うと、
・ランチに中華を食べようと決め、外に出ると自然と中華っぽい看板が目に飛び込んできませんか?
それをうどん屋に変えると、うどん屋のお店が視界に入る。
お子さんがいる方は
・妊娠した、もしくは妊娠を意識しだした瞬間から「乳児」や妊婦マークをつけた「妊婦さん」が目に飛び込んできます。これほど付けてる人が多いのかと思いませんでした?本当に今少子化なのかな?と思いますよね。
起業家の方の場合
・起業し「社長」というアイデンティティを持った瞬間から、世の中の社長との出会いが増え、こんなに社長ってたくさんいるんだ!と驚いた経験はありませんか?
子どもを産み、育てるという責任や、社長というアイデンティティの責任が帯びたことにより、重要性が変わりこれまで目に見えていなかった情報がが目に飛び込んできたのです。この情報は重要性が変わったから生まれたわけではなく、見えていなかっただけで存在はしていた情報です。この重要性により見えていなかったことを「スコトーマ」と言い、眼科的な用語で「盲点」のことです。
このように、私たちは生活する中で重要性、ゴールにより情報を取捨選択して生きています。
ということは、RASがあらゆることに発火して、多くのゲートが開いたなら?
何も変哲もない日常が、リソースで溢れていることに気づきます。スコトーマになって見えていなかっただけなんです。ゴールを24個も設定すると...それだけゲートが開く?状況はどのようなものでしょうね!
私は実際に、現状の外にゴールを設定した数日後から
辞めるしかないと考えていた会社が、ゴールのためのリソースで溢れていることに気づきました。その瞬間から組織に対して積極的な提案が200%くらい増えるほど...。同じ会社に対する印象なのか自分でも驚くほどです。ゴールという私の重要性によりスコトーマだらけだったということです。辞める前に気づいて良かったです!
勿論、ゴールを更新することにより現在の職場にいることが足かせになることが明確になり、職場や役職を変わることもあると思います。
ゴールによりプロセスが出現する機能を理解したいただいたところで、
ゴールに臨場感を持たせる方法についてお話ししていきます。
5.パフォーマンスを決定づける
「セルフトーク」
私たちは1日に数万回、無意識下のものも含めて自己対話をしていると言われます。
例えば、
・タスク多すぎる〜 ・今日はいい感じ
・時間がない ・自分いけてる〜
・無理だ、不可能だ ・こんな奴に負けるはずがない
・逃げ出したいな ・私、最高!
などなど、ネガティブなもの、ポジティブなもの含めて。
なぜセルフトークは、臨場感を形成するのでしょうか。
私たち人間の認知は自分たちに語りかけるWord→Picture→Emotionという順に伝わります。
言葉から映像が浮かび、その映像により感情が伴います。またその感情により、自己イメージが出来上がり、コンフォートゾーンになります。
だから、言葉を変える必要があるわけです。
ゴール側にコンフォートゾーンをズラそうとする時に、現状の言葉を発語してしまうと臨場感は保ててず瞬時に現状へ引き戻されてしまします。そのため、ゴールを達成し習慣も態度も異なる自分が「自分に向けて喋るセルフトーク」に切り替える必要があります。また、大抵セルフトークはネガティブなものなので、コーチは皆さんのネガティブトークをぶった切っていきます。
そこでゴール設定とセルフトークと共におすすめなのが、アファメーションです。
責任性のRASを発火させるためにも、アイデンティティの更新し、ゴール側の自分として思考、言語を牛耳りましょう。
私の例ですが、
以前は自己肯定感の低さから「プロジェクトマネージャー」と格下げして名乗っていました、しかしゴールを考えると一流のマーケターでありクリエイティブディレクターである必要が出てきたのでそのように名乗り始めると、思考が変わり言葉が鮮やかに変わり初めたんです。
対外的に定義できない場合は、自身のパスワードや、非公開のFBプロフィールなどのアイデンティティを変えるなど目に飛び込む設計もおすすめです。
説明は以上です。
<ご提供するコーチングについて>
初回90分 30,000円、2回目以降 60分25,000円
※3ヶ月以上のお申込みのみ
体験コーチング45分3,000円
この時間の中で時間があれば四柱推命のご相談もお受けいたします。
ご興味ある方、FB、インスタなどDMでお問合せください。
引き続き『やってみ寺(仮)』やってます〜!
年始のゴール設定に使ってください。
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