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1,000体すべてが手描きのNFTを購入した

私たちAmPmは、毎月16日になると「AmPm Delivering」という名前で何らかの新しい情報をお届けしております。
今月6月16日は、私たちの新曲のこと。そして新しく買ったNFTの2点を新たな情報としてお届けします。
そして、noteでは、今月購入したNFTについて触れていこうかと思います。

| Puuung Friends

Puuung Friendsと名付けられた、このNFT作品は韓国のイラストレーターでありアニメーターによる作品で、プロジェクト自体は1,000体にも及ぶキャラクターがNFTとして登場しました。
私たちがこれまで購入したNFT作品や、一般的にこのように複数体にも及ぶキャラクター、アート作品が存在する場合は、ジェネラティブアートと呼ばれることが多く、その名の通り、多くは自動生成で作られた作品が多いです。
しかしながら、このPuuung Friendsは、公開されている1,000体のキャラクター全てが一つ一つの手描きによって作られている非常に珍しい作品となります。この作者であるPuuungはYouTubeやInstagram等で320万人を超えるファンを抱えている人気クリエイターです。

2014年から本格的に活動をスタートしており、描かれてきた作品は、日常の中で見過ごされがちな、誰もが共感できるシチュエーションの存在。また、登場するキャラクター達も、特定の名前を持たず、イニシャルで呼ばれており、出身国の推測を難しくさせています。この背景には、匿名性を持たせることで、言語や文化の違いを超えて、視聴者がキャラクターを受け入れ、感情移入するのに役立っているようです。

| 手描き作品のロードマップについて

NFTプロジェクトの多くは、ロードマップを通じて、NFT作品の販売以降、どのような計画を持っているのか等の提示しているケースがあります。
このPuuung Friendsにおいても例外なく、ロードマップが存在していますが、その内容については他のプロジェクトにはあまり見られない内容が記載されております。
ロードマップに記載されている一文をご紹介します。

There are no guaranteed benefits(utilities) and no detailed planned roadmap. But there is the ultimate goal. Our mission is to continue making illustrations and animations that make the world happier.
*保証された利益もなければ、緻密に計画されたロードマップもありません。しかし、最終的なゴールはあります。私たちの使命は、世界を幸せにするイラストやアニメーションを作り続けることです。

このように、本プロジェクトではロードマップを通じて宣言されています。また、長編アニメーションを制作したいこと。それらを劇場やNetflix等でも公開したい夢を語っています。
このNFTの販売を通じて、「Puuung Animation Studios」という会社を立ち上げたようです。そして、NFTでの収益の100%をチームの拡大、アニメーションの制作、プロダクト作品の製造のみに使用するとも宣言されています。

| NFTプロジェクトの考え方

私たちが過去に購入した作品達にも共通で、それぞれの異なった計画を持っており、それぞれの想いがありました。また、作品(NFT)を通じて、購入者は作品を保有するという価値だけでなく、そのプロジェクトに参画することであったり、あるいは今回のように応援をするという在り方があることに改めて気付かされました。
デジタルコンテンツをNFT化することで、著作保護の観点や、新たな収益の確保ばかりが注目されがちですが、購入を通じて、作品単体の良し悪しだけでなく、プロジェクトとしてのビジョンがいかに重要であるかを痛感しています。また、今回購入したPuuung Friendsは、創られている世界観、コンセプトに共感できたことが購入の動機となりましたが、何より全てが手描きであり、将来はアニメーション作品を創りたいという気持ちに賛同できたことが、魅力的に感じています。

日本は、世界有数のアニメーターやイラストレーターさんがいる国です。そのクリエイティブの質や幅の広さだけでなく、これらに携わる多くの人数がいることは特筆する点です。一方で、賃金や労働時間等においては、問題視されているケースも見受けられます。
(クリエイティブと名のつく業界は全般に同じようなことが言えるかも…)
近年は、自らの作品を公開する場であったり、マネタイズの手段も増えてきていると思いますし、このNFTの領域に興味関心がある人たちも多いかと思いますが、NFTの領域を有効活用した成功事例は少ないように感じです。

私たちは、ただの購入者ではありますが、自らで選び、購入したNFTを通じて、作品の紹介だけでなく、プロジェクトの考え方を簡潔に説明することで、少しでも多くの人にNFTへの理解が広がればと思っています。
また、私たちもクリエイターという立場から、自らの企画そのものを熟考しなければなりませんが、このnoteを通じて、アイデアのヒントになってもらえれば嬉しいです。

引き続き、毎月16日にAmPm Deliveringを通じて、新たな情報を発信していきたいと思います。

Puuung Friends
https://puuungfriends.com/

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