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47. ストレスは自分次第

一般的に、ストレスは他人や周囲の人が、自分に及ぼす影響だと
思われていますが、よくよく考えてみると本質が理解できます。

例えば、夕方5時が近くなり、そろそろ会社から帰ろうと思った時に
目の前に書類の山を積まれて「これを今からすぐに調べてくれ」と
言われたとします。
・「仕事をいただいてありがとうございます」と思ったら、ストレスなし。
・「えー!どうして」と思ったら、ストレスがいっぱいです。

ポケットの中に千円があったとします。
・「千円もあった」と喜べば、ストレスなし。
・「千円しかなかった」とがっかりすれば、ストレスになります。

要するに、「ストレスとは自分の心の奥底にある不平不満」
ということなのです。
全てのことに感謝できたらストレスなどは存在しませんが、
感謝できない(嫌だ)からストレスになっているのです。

一般社会では、ストレスは悪いことなので避けようとします。
ストレスの元となる環境や、ストレスとなる相手から逃げてしまえば
ストレスは無くなりますが、自分自身の考え方は変わっていませんので、
また別のことがストレス(不平不満)となってしまうのです。
本当にストレスを無くすには、自分自身をマイナス思考から
プラス思考に変えること、全部を感謝できる自分に変えるしかありません。

相手の短所を探すのではなく、長所を探す
・相手のせいにするのではなく、自分の欠点を直す
・自分ばかりがなぜ?と思うのではなく、人生の試練だと捉える
・自分中心に考えるのではなく、他人を中心に考える
・一つのことにこだわるのではなく、考えを解放しリラックスする

ちょっとした事に感謝できるかどうかで、その人の人生は
大きく変わります。
本当のストレス解消とは、毎日の些細な出来事に感謝すること、
今生きている自分に感謝できる人間に変わることです。

そうは言っても、感謝できる人間に変わるのは大変なことです。
どうしてもストレスは溜まってきますので、溜まったストレスは
どこかに出さないと病気になってしまいます。

真面目で無口な人は、ストレスを抱えていないのではなく
溜め込んでいるだけの場合が多いので、
「なぜ、あんないい人が癌になるんだろう・・・」というのは違います。
あんないい人だから癌になったのです。
周囲を気遣い、思いやり、感情を自分の中に押し込めてしまった結果、
自分の身体で症状を出してしまいました。

逆に、あたり構わずしゃべり散らす毒舌オバサンたちは
とっても元気です。
自分の腹の中にあるドロドロした不平不満を全部ぶちまけておりますので、
腹の中は空っぽで病気になりません。
しかし、人の迷惑になり、皆から嫌われ、
人間関係のトラブルを起こして恨まれます。
「憎まれっ子世にはばかる」というのは本当です、
病気をしないという面から考えれば、大変良い性格なのですが・・・

自分の腹の中に溜まっているドロドロしたものを
全部ぶちまければ病気になりませんが、
いつまでも不平不満を言い続けていると、程度の低い人間と
いうことになってしまいます。

・・・、やはり徐々に自分を感謝できる人間に
変えていかなければなりません。




「ストレスが多くて」を連発するのは、
「自分は不平不満だらけの人間です」と宣伝しているようなものです。
ストレスは他人のせいではなく、自分の心の中から生まれますので、
ストレスという言葉はあまり使わない方がいいのです。

ますます激しくなる競争社会、管理社会のなかで、現代人は多くの
ストレスを抱えており、それが原因で「こころの病」に罹る人が
増えているストレス社会なんだニャ ฅ(ↀᴥↀ)ฅ


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