不妊治療のステップ

不妊治療の際の順番は
①タイミング療法
排卵日を予測して自然妊娠を図るもの。
排卵誘発剤や人工授精を行う時も基本的にはタイミング療法と一緒に行う。
排卵日の予測は基礎体温の上昇、卵胞の大きさが20ミリを超えると排卵が近い、卵胞ホルモンの活発な活動により子宮頸管粘液(おりもの)が増える
②人工授精
排卵のタイミングに合わせて精子を人工的に子宮内に送り込み自然な妊娠を期待する方法です。 女性の卵管がきちんと通っていることが条件で、精子の運動性が悪かったり、子宮頸管粘液が少ない場合に行われます。
③生殖補助医療
これまでの治療で妊娠しない場合に適用されるのが、体外受精、顕微授精などの生殖補助医療で、もっとも高度な治療といえます。
たとえば、卵管が閉塞している、精子が極端に少ないなどのケースがあてはまります。

体外受精と顕微授精は、受精の方法に違いがあります。
体外受精(IVF)
卵子と精子を1つのシャーレの中で混ぜ合わせ、自然の力に任せて受精させる。
顕微授精(ICSI)
顕微鏡下で精子を卵細胞質へ直接注入する方法。不妊原因が男性側にある重度の乏精子症や無精子症などの場合に適用される。

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