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激にわかが、King&Princeに思うこと。

最近King&Princeのことばかり考えている。
でも、それを口に出せる相手がいないので、脳内整理のために書こうと思う。

年末年始をまるっとコロナで過ごした私は、まんまと家にいた。そして紅白を見ていた。
King&Princeを、見た。

正直、びっくりした。
え?彼らこんな踊るの?
恐ろしく楽しそうで得意気で、誤解を恐れずに言うと仲良し男子高校生の最後の後夜祭みたいだなって思った。達成感というか、やりきった感というか、高揚感が凄くて、なんとも言えない感情になった。

存在はもちろん知っていた。
少し前に世間に衝撃を与えたことも、知っていた。
嵐が休止した今、次のジャニーズ筆頭なキラキラアイドルグループ、それがキンプリの印象だったから、余計に驚いた。

「5人での紅白は最後だと思うので」
そんな平野さんの言葉からはじまったパフォーマンスは「これがKing&Princeだ」を体現するには素晴らしすぎるくらいだった。

そこから、なんとなくレギュラー番組である「キンプる」を見出した。Huluで見られるものは全て見た。
めちゃくちゃに面白かった。

元々の印象は。
平野さんと愉快な仲間たち。
あと岸さんがやばい(いい意味で)。
永瀬さんは毛質が不安。
それくらい。

高橋さんと神宮寺さんに至っては、認識すらしていなかった。だけど、キンプる数回見てすぐ思った。
なにこの変な人たち。

とにかく全員どうかしている。

岸さんは思っていた数倍様子がおかしかったし、それを補ってあまりあるくらい愛され力の高い人だった。
どう見てもいじられキャラなのにお兄ちゃん感もあり、アホっぽいのにパフォーマンス中は色気がやたらある。なんで?
キンプリさんは結構話しているメンバーをしっかり見る子たちなのだが、岸さんがお話しているときのメンバーの目が優しすぎて怖い。アホだな〜またなんかよくわかんないこと言ってんな〜(そこがいいとこなんだけどね)って顔をしている、特に永瀬が。

平野さんは天然爆発BOYかと思ったら、メンバー内ではツッコミに回ることも多いし、バラエティーを「ちゃんとわかってる」人だなと思った。それでも根底にあるアホさだったり優しさや男気は本物で「地元の頼れる先輩」感がすごい。
ただの天然ではなく、素直なんだと思う。
そして決めるべきとこで、きっちり決める。それは簡単にできることではない。

永瀬さんはクールな人だと思ってたんだけど、単なる思春期くんだった。自意識の高さや、褒めてほしいのにうまく出せてなさそうな不器用さが微笑ましい。
周り四人がとんでもない有様になりがちだから、しっかりせざるを得ないけど、めちゃめちゃ弟キャラだと思う。そしてそれを一心に、岸さんにぶつけてるのが可愛い。きしれんの間柄が、私はとても好きです。

そして、顔すら認識してなかった髙橋さん。
やーなにあれ。あんな可愛いことある?あんなふにゃふにゃ喋って赤ちゃんみたいに笑うのに、バキバキに踊るってなに?ギャップってこんなにあってもよいものなのだろうか。歌も失礼ながら下手そうな声質なのに安定していて「キンプリ」の歌声にすごく貢献している。それなのに普段は末っ子丸出しで、他のメンバーに「遊んでもらってる」感が、本当に微笑ましい。
髙橋さんが笑ってるだけで、なんか安心する。

同じく、認識ゼロの神宮寺さん。
多分一番モテるのは彼だと思う。優しさと男らしさ、そして気持ちにムラがなさそう。あとメンバーの理解度が高い。ライブの演出力が高かったり「彼氏にするなら?」によくメンバーから名前が挙がるのも、個々を理解しているからだと思う。
でもなんか底しれぬヤバさがあるんだよな。誰かが暴走すると全力で乗っかる節があるというか、それでいて怒られないタイプというか。あと笑うとき、口元に手がいくのが上品過ぎて笑う。
いつも楽しそうで、神宮寺さんの甲高い笑い声聞こえるとつられてしまう。

そんな5人が集まると、ほんとにずっとわちゃわちゃしてる。ジャニーズ特有の距離感バカ、BL営業的なものがあるのは承知の上なんだけど、なんだろ、目線がね柔らかいんです。キンプリさんて。
お互いを見る目とか、笑い合う時の目が、すごく優しいことが多い気がする。

ネット上に色んな番組の切り取り動画が溢れているけど、その中ですごく印象的だったものがある。
ZIP!で髙橋さんと目があった瞬間、岸さんが少し眉を上げて「ん?どうした?」って顔したあとに、ゆっくり笑顔になる。
あの「ん?」って顔は、本当に仲がよいか、岸さんがとんでもない計算高さを持ってない限りできないと思う。

そして、キンプリさんは歌番組やコンサートでの生歌率がすごく高い、と思う。これもなかなか衝撃的だった。ちゃんとCD音源並の歌唱力を披露している。
そしてそれがここ数年ではなく、デビューの頃からのように見えた。きっと初めから、世界を目指してスキルを磨き上げていたからこそ、なのかなと思う。

わたしは完全なるにわかである。
それなのに、惜しいなと思う。
この5人が5人じゃなくなることが、とてももったいないなあと、思う。

メンバーがプライベートも完全仲良しかなんてどうでもいいし、そんなことは普通ありえないと思う。でも「仕事仲間」としての5人は本当に信頼しあっていて、お互いに誇りを持っている。それはキンプるを見るだけでも十分に分かった。
今回のことが一番悲しいのも、しんどいのも、やるせないのもメンバーたちで、何らかの事情はありつつも話し合ってお互いを尊重して、そして出した結果なのだと思う。

それでも。
この一ヶ月少し見漁っただけでも、5人が5人での未来を見据えていた気配がそこかしにあって、円満な結果ではないんだろうなとは思わざるを得ない。

色んなインタビューで今年の目標や未来について問われた時に、濁したような事しか言えない姿がとても悲しい。そしてきっと、それは我々が知る前から、そうだったんだろうなと思う。

また、キンプる。という番組も、すごく入口として良かった。メインMCである劇団ひとりさんも、ザキヤマさんも、メンバーを見る目が暖かくて本当に楽しそうに笑ってくれる。メンバー個々の企画も本人にぴったりで、公式Twitterのタグにもスタッフさんからの愛が滲み出ている。
特にENGLISHクッキングは、あんまりキンプリ分かんない状態で見ても、声出して笑ってしまった。岸さんの表現力とメンバーの汲み取り能力は異常。
あと岸子が本当に可愛い。なんなんだあいつ。

本当に個人的な見解だけど。
岸さんって、すごく警戒心が強いというか、周りと一定の距離を保っているドライな人な気がしていて。
冷たいわけではなくて、生まれ持った愛嬌や優しさはたぷたぷしているから、すごく人当たりはよいし愛される人なんだけれど。
過去にとんでもない裏切りを受けているのか「愛されること」や「受け入れられること」に対して猜疑心が強いように、見える。心を許している存在が、すごーく少ないように見えるのだ。

そんな岸さんの、主演ドラマ鑑賞会ドッキリ動画が、公式チャンネルから上がっていた。

ドアを開けて、メンバーが居ることを認識した瞬間の岸さんが、本当に本当に嬉しそうで。それを見たとき、すごく安心した。あー本当にメンバーの事、好きなんだなあって。泣いた。
岸さん、大丈夫だよ。
みんなもあなたのこと、きっと大好きだから。

これから二人で歩んでいくKing&Prince。
絶対的な「リーダー」「エース」「バランサー」を失う二人の不安は、それはもうとんでもないものだと思う。King&Princeとして築き上げてきたたくさんのものたちのそこかしこに、3人の気配を感じ続けながら活動するのは、本当にしんどいと思う。
それでも、続ける決断をしたことが、すごい。

永瀬さんは大丈夫かな。
ちゃんと甘えられる人いるといいな。
岸さんに向ける永瀬さんの目が、本当にいつでも優しくて、それを見るたびにしんどくなる。
髙橋さんは笑っていてくれるかな。
あのほにゃほにゃした顔で笑ってさえいてくれたら、すごく安心できる気がするのです。

たった一ヶ月。
そんな短期間で、
ここまでぞっこんこんになれるグループ。
すごいよなあ。

5人での活動終了のその瞬間まで、笑っていてくれることをひたすらに、祈るばかり。

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