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【創作大賞2024応募作品】絵具の匂い(全12話)

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ある日本人の男が、最初は放浪旅行のようなつもりで訪れた国にひょんな事から住み着くことになり、様々な心温かい人達や一癖あるけど憎めない人達と出会い、時に驚き、時に喜び、そして時に少…
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【創作大賞2024応募作品】絵具の匂い 【第1話】懐かしい匂い

*** 絵具の匂い【第1話】懐かしい匂いある匂いを嗅いだ瞬間に、ふと忘れていた昔のことを…

【連載小説】絵具の匂い 【第2話】多民族社会

絵具の匂い【第2話】多民族社会 彼女は俺に絵は好きかと聞いた。 俺のような素人が美大生に向…

【連載小説】絵具の匂い 【第3話】哀愁のルナパーク

絵具の匂い 【第3話】哀愁のルナパーク 海沿いの国道を潮風に吹かれて彼女と並んで歩くうち…

【連載小説】絵具の匂い 【第4話】黒オリーブと世話好き夫婦

絵具の匂い 【第4話】黒オリーブと世話好き夫婦 いつもの忙しい一週間が終わりやっと週末が…

【連載小説】絵具の匂い 【第5話】インドの神様に御馳走になった昼ご飯

絵具の匂い 【第5話】インドの神様に御馳走になった昼ご飯 その日曜日、やけに早い時間に目が…

【連載小説】絵具の匂い 【第6話】車の上のマットレスと黒い家

絵具の匂い 【第6話】車の上のマットレスと黒い家 彼女との心の距離は縮まったものの、離れて…

【連載小説】絵具の匂い 【第7話】黒い家と運転免許と私

絵具の匂い 【第7話】黒い家と運転免許と私 こうして、St. Kilda(セントキルダ)の「黒い家」での俺の新しい生活が始まった。 多様性の黒い家 その古ぼけた大きな3階建ての黒い家はシェアハウス型フラットで、各階に共同のキッチンやバスルームがあるので、否が応でも他の住人との付き合いを余儀なくされた。住人の世代は子供から高齢者まで、世帯は独身者から家族までバラエティに富んでいた。この国自体がそうなのだが、様々な文化背景を持つ人が住んでいるので、ちょっとインターナショナルな

【連載小説】絵具の匂い 【第8話】イタリアン大豪邸の小さな車

絵具の匂い 【第8話】イタリアン大豪邸の小さな車 中古車を探すにあたって、俺はまずこの『黒…

【連載小説】絵具の匂い 【第9話】砂漠の向こうに母をたずねて一千里

絵具の匂い 【第9話】砂漠の向こうに母をたずねて一千里 小さいながらも車のある生活は思った…

【連載小説】絵具の匂い 【第10話】マリアの涙とミイラ男

絵具の匂い 【第10話】マリアの涙とミイラ男 結局、俺達が出発したメルボルンから目的地のシ…

【連載小説】絵具の匂い 【第11話】火を運ぶ鳥

絵具の匂い 【第11話】火を運ぶ鳥 結局は二週間近くにもなってしまった西オーストラリアへの…

【連載小説】絵具の匂い 【最終話】ファストカー

絵具の匂い 【最終話】ファストカー それからしばらくしたある日のこと、仕事を終えてフラット…