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燦燦(さんさん)インタビュー [前編]

アムールレコードが新たにサポートを開始したロックバンド "燦燦" (さんさん)。地元岐阜を拠点に活動する4人組の彼らのリーダーでもある Vo.&G. 田浦潤さんに色々聞いてみました。バンド結成から "燦燦" に改名するまでのお話です。

ひびのわたる(以下 ひ):以前はJUN TAURAとしてのソロキャリアについて、いろいろお話しましたが、今回はバンドのバイオグラフィーについて、いろいろとお聞きしていきたいです。よろしくお願いします。

田浦 潤(以下 田浦):よろしくお願いします。

ひ:潤君は昔、東京でバンド活動してたこともあるんだよね?

田浦:元々岐阜で生まれ育った人間なんですが、大学を卒業した後に、より高いレベルの音楽に挑戦したくて上京した経験があります。

ひ:ふりかえると、当時は貴重な経験だったのかな?

田浦:そうですね。その頃に知り合った仲間や、そこから繋がった東京の仲間達のサポートを得て、完成したのが以前インタビューしていただいたソロアルバムです。

ひ:2009年にリリースした「音楽浄土」のことだね。

JUN TAURA「音楽浄土」

田浦:そうです。「音楽浄土」リリースの10年以上前にさかのぼるんですが、東京から諸事情で地元に戻って来たのが20代半ば(1997年ごろ)で、地元で音楽活動を再開しようと思うに至るのが30代に入ってから(2002年ごろ)だったと記憶しています。
とにかく音楽スタジオに入ってアンプの大音量でギターを弾きたいと思うようになって、初めに声を掛けたのがドラムのみつるんでした。
彼とは高校も同じだったんですが、実際に交流を持ったのが大学時代からで、その頃に一緒に始めたコピーバンドで彼はベースを弾いていました。

ひ:え、そうなの!?知らんかった。

田浦:そんな彼が30歳前後でドラムを始めたと聞いていたので、何かやってみようという事になりました。
同じ頃に交流が再開した小学校時代の同級生とも音楽の話で盛り上がる事があり、彼をヴォーカルに、私がギターで、みつるんがドラム、という編成でスタジオで遊ぼうという流れになり、スタジオセッションの為にみつるんが呼んだのが、彼と同じ職場で働くベースのパンサー山本君でした。

ひ:ほーそういう流れやったのか。

田浦:そのメンバーでセッションして、オリジナル曲を作るバンドにしようという事になって、バンド名を ”BO.SATZ(菩薩)” と付けました。約1年間定期的にスタジオに入り、数曲のオリジナル曲が完成しました。
そうなると、やはりライブがやりたくなり、友人のバンドとツーマンで岐阜市のライブハウス・キャスパーに出演しました。その時、何の根拠もないにも関わらず、なぜだか手応えを感じて、対バン出来そうな地元のバンドを探しては、M's LIVE HALLをホームとして次々とブッキングして行きました。
The WANDERさん(日比野氏)と出会ったのもその頃ですね。

ひ:そうだね。その頃キャスパーのライブをみてくれたのが最初だね。
前身のバンド ”BO.SATZ(菩薩)” から ”33” に変わったきっかけは?

田浦:”BO.SATZ(菩薩)” で結構順調に活動を広げていたのですが、ある日突然ヴォーカルが脱退し、残ったメンバーで始めたのが ”33” で、記録を振り返ると2005年10月1日のビーンズフェスタというイベントからスタートしたようです。ちなみにヴォーカル脱退はその2日前で、とてもテンパりました。

ビーンズフェスタ2005パンフレット表紙


ひ:3ピースバンド ”33” のスタートだ。

” 33 ”

ひ:2005年…17年前のことになるね。ギターの河合君が途中加入したのはいつだっけ?どんなつながりだったの?

田浦:2010年11月13日の 「SWEET FISH TOWN 2010」から同じステージに立ってもらいましたから、その少し前から加入だと思います。

4人となった "33" (SFT2010にて)

彼とも ”BO.SATZ(菩薩)” 時代からの古い知り合いでしたが、河合君とみつるん、パンサー山本君は同じ職場だったので、ずっと繋がりはありました。

ひ:途中、長い期間休止してたり、紆余曲折あったバンド活動だね。

田浦:”33” の古いHPで確認したところ、ライブスケジュールとして最後に更新されていたのが2011年10月9日の "SWEET FISH TOWN 2011" なので、それでも6年ほど不定期での活動はしていたのかな。”33” 時代の活動と並行する形で、最初に話したソロ活動もしてましたし、それに加えて私の職場環境も変わったり、そもそもバンドや音楽活動がままならなくなった事で活動を休止していました。

"SWEET FISH TOWN 2011" フライヤー(表)
"SWEET FISH TOWN 2011" フライヤー(ウラ)

ひ:そうして気づけば10年経っていたと。早いわー。

田浦:いやほんとに早いよね。2021年に入って、何となく活動を再開させたんですが、気分を一新する意味でも表記を変えようと提案して、曖昧な同意を得て ” 燦燦 ”(さんさん)に変えました。

燦燦(さんさん)
田浦 潤:vocal & guitar
河合 透:guitar
パンサー山本:bass
みつるん:drums

ひ:曖昧やったんかい!?(笑) 大丈夫かいなぁ。音はおんなじ (サンサン) で ”33” から ”燦燦” に改名した、というわけだ。

田浦:そういうわけ(笑)

(後編につづく)

後編はこちら
https://note.com/amourrecord/n/nbc83c24b1e61

燦燦
初配信シングル 「燦燦」
2022.11.8リリース
Apple Music, Spotify, YouTube, Amazon他で配信
(都合により配信タイトルは ” Theme ” です)

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https://song.link/ss_sunsun_theme


◎燦燦(さんさん)Vo.&G.:田浦 潤ソロワーク

『音楽浄土』 (2009年作品)

= CD =

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『NOW & HERE』 (2020年作品)

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