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日記_240215


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朝起きが慣れない 寝惚けて乗り換え間違えかけた キャンプ場に拉致されるところだった 空港に待つ人へ やや曇り空のドライブ
砂と泥 褶曲と浸蝕
瘡蓋のような 甲羅のような あるいは鑢のような
それらと潮の砕けた音が 絶えず右耳を撫ぜていく 午後五時 夕焼け
夜になって、帰って、常夜灯の部屋で
「幸せってなんだろう」と訊かれたのでララバイを聴かせると 彼は眠った
この日記はその隣で静かに記しているものです


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yuigot 『夢をみる島』 

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