PhenomenalSketch_240317


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久々に課される義務のない一日だった アラームをつけずに眠れることは幸せだと思う 12:00 靄つく視界 シロップを零したアイスティーのような
親戚との会合 私の第[0-3]親等のうち少なくとも3人は自死を試みたことがあるらしい 遺伝子の抗えなさを感じる こんな血は出来る範囲で絶やしてしまいたい
帰りの車内 曇り空が見えること/後部座席に座っていること/あの音楽が流れていること/雪靴を履いていたこと こんな引き金があるなんて思わなかった フラッシュバック 全部あの日と同じ 230102 忘れた記憶の腫瘍が破裂して現在に出血した 窒息 動悸 眩暈
ただ 人に気づかれるほどの事態でもなかった あの音楽の3分間だけの話 却って記憶の治癒が進んでいるのを感じた いずれは 抹消するのではなくて、記憶の瘡蓋すらも慈しめるようでありたい


レヴィナス─壊れものとしての人間(村上靖彦):p.128-160
結ぼれ(R.D.レイン, 村上光彦訳):p.132-
万葉集(角川書店編):p.154-201

YOASOBI 『祝福』

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