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山陰旅行について語る。その4

山陰旅行の5日目、最終目的地の鳥取を巡る。まずは「因幡の白兎」で知られてる白兎神社に向かう。鳥取駅前のバス停から路線バスに乗って1時間ちょっとで白兎神社に着く。「因幡の白兎」は子供の頃に祖母の家に泊まりに行って寝る前によく祖母から聞かされた昔話で、鳥取に行くと決めた時にガイドブックを見たら載ってたので行ってみたかった所だった。なかなかに立派な神社で、お参りして御朱印を貰い、お守りも買った。

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白兎神社の前には日本海が広がっている。やはり日本海側は風が強く荒波である。海岸を散歩し、高台のある場所まで歩いてみる。海の中の岩の上にも鳥居が建っている。ここはやはり神話の国なのだ。

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しばし景色を眺め、手土産を買った後は昼メシ。道の駅の中のレストランで特選海鮮丼を食べた。これでもというくらい刺身や貝類が乗ってて超満足である。

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腹を満たした後は鳥取方面に戻る。前述したトレイルランナーと明日鳥取市内を走る事になっていて、ランニング用の短パンが無いので売ってそうな所を探したら、郊外のイオンモールにスポーツデポがあるみたいなので、バスを途中で降り、30分以上歩いてスポーツデポに行く。当たり前だけどここは車社会なので、公共交通機関を乗り継いで行くようにはなっていないのだ。

買い物をしてスタバで一服し、鳥取と言えば砂丘、という事で鳥取砂丘に向かう。歩く事2時間以上、やっと入口に着いた。もっと良い行き方はあるんだけど歩いて行ってみたかったのだ。鳥取砂丘は名所の割にがっかりスポットだという話を聞いた事があり、僕は学生時代にサハラ砂漠に行ってるのでそんなに期待してなかったんだけど、思ったよりもずっと広くて起伏があって面白い所だった。砂丘の上から海岸にも行ける。5月なのにそれなりに暑く、飲み物を持ってて助かった。バスの時間の関係で沈む夕日を見るまでは居れなかったけど、日が暮れつつある砂丘の景色は美しく、僕は気に入ってまた来たいと思っている。

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バス乗り場に戻って鳥取市内に戻り晩メシにする。海鮮料理も出雲そばも焼肉も食べたので洋食系が食べたくなり探したところ、良い感じの洋食店が鳥取駅から歩いて行ける場所に見つかったので行ってみた。

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山陰旅行最後の晩メシなので、豪華にコースメニューを注文した。メインディッシュはデミグラスソースで煮込んだハンバーグ。前菜にタコのマリネがあって、タコが大好きな僕はそれだけでテンションが上がったのだが、煮込みハンバーグもしっかりとした味で旨かった。満足してホテルに戻り、今回の旅行の最後の晩をゆっくり過ごす。ケチってカプセルホテルだったんだけど。

山陰旅行の最終日は鳥取から車で30分くらい、岡山県西粟倉村に住んでるハダさんとランニングをする事になった。

実はハダさんとは初対面だった。友達がハダさんのTwitterをフォローしてて、ハダさんのブログを読んでトレランギアの参考にしたりしてたんだけど(ブログを参考にして買ったパタゴニアのロングスリーブシャツはお気に入りの一つである)、ハダさんが西粟倉村から鳥取までMTBで来たというツイートを見て会ってみたくなり、友達の繋がりですと言ってDMを送ってみたら鳥取市内でジョギングしようと言ってくれた。待ち合わせの場所に行き、軽トラでジョギングコースに向かう。湖山池という日本で一番大きい池(池と湖の違いは水深らしいけどよく分からない)の周囲約15キロを一緒に走った。僕はランニングを全然やってなかったので正直キツかったけど、ハダさんがペースを合わせてくれたのもあって何とか走り切った。久しぶりのジョギングはやはり気持ち良かった。

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ジョギングの後は昼メシに行った。色々な名物を食べたのもあるので、変化球でうどん屋に連れて行ってくれた。讃岐うどんの店でうどんと天ぷら等のトッピングを選んでいくスタイル。調子に乗っておにぎりもチョイスしたら食べ切れず、帰りの飛行機の中で食べた。

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その後は風呂に入って汗を流したかったのだが、コロナ禍で地元の人しか入れないとの事で(地元の人も住所を書かされるようだった)残念ながらここまで。ハダさんに鳥取空港まで送ってもらい、空港のベンチでしばし休憩し、羽田に戻った。

5泊6日の山陰旅行。正直言えばもっと居たかった。山陰は思ったよりずっと東西に長くて、移動にはかなり時間がかかる。本当は石見銀山に行ってみたかったんだけど(僕は産業遺構が好きなのだ)行く時間が足りなかった。車で移動した方がもっと色々回れるんだろうけど、運転するのも疲れるし、意外と鉄道とバスで何とかなった。また山陰には行ってみたくて、その時はサンライズ出雲に乗りたいと思う。


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