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仕事はご縁、アクションし続けていれば然るべきタイミングでその場所に呼ばれる。

良く人は言う。
相手は鏡だ。と…

去年の今頃を思い返すと、仕事が見つからずバタバタしていた。
すべての物事に自信が持てずに、自分を疑っていたような気がする。

だから、面接に呼ばれても、
まるでこちらを疑っているような対応の面接担当者に出くわし、
「あれ?面接って、こんなに大変なものなの???」
って思ってしまうほど、心底から楽しめるような時間を過ごすことができなかった。

そんなわけで、最終面接まで行っても悉く落とされ、
私のセルフエフィカシーのレベルはマイナスレベルに落ち込んでいた。
応募企業は違うのに、全く同じプロセスと結果が続き、もう何がしたいのか、何のための転職活動なのか、わからなくなっていた。

面接が決まっても、
どうせ落ちるんだろうな。とか、
次どこエントリーしようかな。
って、結果が出る前から諦めていた。

それもそのはず。新しい仕事が決まらない原因は明確だった。

私は不本意ながら、職を失ったわけで、
自らの意志で退職したわけではなかったから…。
想念というか、その、失いたくなかった執着を残したまま
新たな職場を探していたからであった。

こんな時、人はどうやって、
このような試練を乗り越えていくのだろう。

本当はどこも行きたくなかった。
行きたい(留まりたい)場所を知っていたから、
そんな心の葛藤に疲れ切ってしまった私は、
探すこと(転職活動)をやめることにした。

心を休めることが一番必要だと思ったから。
何か月経とうが、退職したことは事実で、
だったらいつ転職してもいいじゃないかって。

「ブランクが」とか
「空白期間が」とか、面接で指摘されるかもしれない。
しかし、そのような個人を慮らないマイナス要素に着眼点を置くような企業には、
自ら入社しない(選考プロセスを進めない)と決めておけばいいだけの話。
応募者にだって、企業を選ぶ権利はある。
同様に、権利の定義づけも、応募者の任意と自由だ。

だから、間髪入れずエントリーしていたペースを一気に下げ、気が向いた案件にだけ、エントリーし、細々と活動していたけど、それでもいざ面接呼ばれれば多分受からないだろうなぁってため息が出て…
そんな熱意=0 冷めた気持ち=10 な気持ちで面接に臨むから、受かるものも受からない。
書類選考を経て、面接に呼ばれるだけまだいいのかもしれないけど、マインドが乾き切っていたからダメなものはダメなのだった。

そんなモヤモヤした毎日の中、
回避策を見つけた。
自らの暫定措置として、派遣と言う働き方で、
心を休めながら次の職場を探すことにしようと。
そう考えたら事は早い。派遣会社のページを眺め、求人票をブラウジングしながら
良さそうと思った案件に片っ端からエントリーした。
すると、派遣会社から電話が来て、「経歴にマッチするお仕事」を紹介され、
数日後に派遣先企業との面談が入った。

面談当日。派遣会社の営業担当と待ち合わせをし、派遣先のオフィスへ。
現場のメンバー数名とエレベーターホールで落ち合う。

業務内容の説明が始まり、
わたしが行うべき役割とか、
派遣先が今後取り組みたいこととか、
色々な説明を聞いていると、
不思議なことに話し手の内容がすぐイメージ出来た。

同時に、担当者各々に対して嫌な印象や、
重々しい感覚がなく、
とても穏やかな面談だった。

とは言うものの、自らの疑問や懸念点はクリアにしたい気持ちは変わらなかったので、
しっかりと質疑応答の時間に疑問点、認識確認を遠慮なく口述した。

「ちょっと言い過ぎたかな?」と
思ったけれども、
今となってはちゃんと確認しておいて良かったと思っている。
ミスマッチは断じて避けたかったし、
現場の問題は現場にしかわからないから、
自らが納得するまで質問と確認をした。

予定時間の30分を大幅に越えて、面談は終了。
待ち合わせた駅で営業担当と別れ、
また連絡しますと言われた。
自らも、結果は最終面接の結果と同じくらいかなぁとぼんやり見積もった。
しかし回答はそのあとすぐにやって来て、親との食事の待ち合わせていた時に電話が鳴った。
「いまよろしいですか?」と、少し弾んだ営業担当の声。

そして一言。「採用決定のご連絡を頂きました。」のご連絡。

面白いもので、決まるときはあっさりと、本当に軽やかに決まるもの。
よく、トントン拍子で…とか言うけれど、
本当にその通り。

何の迷いもなく、まるで周りが一気に後ろから私を推し進めてくれるように
私は新しい場所に呼ばれた。

面談時に担当して下さったメンバーたちに迎えられ、
嬉しさとくすぐったさで
この派遣先を選んで良かったんだと
改めて自己完結した。

派遣の採用通知との天稟にかけていた、
最終面接の正社員は、
最終面接なのに、また再度面接をしたいと言われ、
派遣の業務時間後に再度応募企業へ足を運んだ。
腑に落ちない気持ちで再々最終面接(自分で書いていても笑えて来る)を受け、
やっぱり疑いをかけられるような面接を受け、さらにそこから1週間待たされてお見送りの回答を頂いた。

その間すでに1か月。
採用活動に無駄な時間をかける企業と気づき、良かったと安堵するとともに、
運気の流れを止めることなく、迷わず派遣を始めた自分を改めて妥当な判断と褒め称えた。

同時に、2019年の私の転職活動は幕を閉じた。
もうしばらくは転職サイトも、転職エージェントとも話はしたくないと思っていた。
流れに乗って用意された派遣先で働き、
役割をこなしながら、
日々心身を整えたいとおもっていたし、
このまま転職活動を継続しても
心がすり減って精神衛生上よろしくないと考えているから。

最後に、派遣だからとか正社員だからとかいう人がいるけど、
正直それってここの捉え方の問題で、
何の正解も、不正解もないと考えている。
各々の考えであるがゆえに、
ご自由に自論をお述べ下さいどうぞ。の一言につきるし、
私はどっちでもいいと思ってる。

派遣で働いていて月100万超えてる人もいるし、
正社員だからと言って一生安泰という保証はどこにもない。
だからこそ、どんなに恵まれた環境に身を置いていたとしても、
自身の市場価値を向上させるため、
日々常に自己研鑽してアクションし続けることは必要。
と、言うか、ジョブ型雇用に特化していきたい。

と、言うわけで、
仕事はご縁、アクションし続けていれば
自分にとって好都合な条件と待遇で
然るべきタイミングに
その場所に呼ばれるものです。



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