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『MILABO』考察

タイトルのMILABOって何を表しているんでしょうか?いろいろ考えてみました。1番最初に思いつくのは歌詞の中にも出てくるミラーボールですよね。ライブでもミラーボールが回っていますし、MVにも出てきますし、これは間違いないと思います。あと、温れ落ち度のときにアンコールのラストに歌ったのもMILABOだったんですが、「これが私のラボ!Me Labo!」ってACAねさんは言ってたんですよね。ラボっていうのは温れ落ち度の演出でもやってましたけど、研究室のこと。つまり試行錯誤して研究を重ねていた様子を歌ってるんだと思いました。なんの試行錯誤か…それは自分が作った曲を、たくさんの人たちに聴いてもらうために、試行錯誤していた時のことだと思います。聞くところによるとACAねさんは地方出身らしいんですよね。大好きな音楽で生きていこうと夢見て、大都会東京に行こうと決意したわけですが、それと同時に、何としてでも成功させなきゃならないという気持ちや、不安も抱えていたはず。MILABOは学生時代を回想した曲だと思います。

ミラーボールの英語のスペルは"Mirror ball"なので、略すとMIRABOになりますが、ラボ"Labo"の意味も込めてるからMILABOになったんだと思います。それから、ACAねさんのMILABO(ミラボ)のイントネーションはアクセントがラです。単にミラーボールの略ならミにアクセントでもいい様なものですが、ラボを掛けてるからこのイントネーションになったんでしょう。

まず初めに推測されることを言ってみると、ACAねさんは高校生のときから、将来を見据えて作曲活動をしていました。これはオールナイトニッポンでも語ってたので、聞いた人は知っていますよね。ということは、上京する前から地元でも路上で弾き語りをしていたんじゃないでしょうか。地元で弾き語りしていたときに憧れていた東京、ギラギラ光るネオンとか、高層ビルのガラスに光が反射してるところとかがミラーボールみたいに見えますし、すごい数の人通りがダンスフロアにも見える気がしませんか?
ミラーボールは大都会東京、あるいは憧れの音楽の世界を象徴するものとして歌詞で表現したんじゃないかな、と思いました。
あと、MVにはセーラー服姿のニラちゃんや学校の机が出てきますよね。あれは高校時代を表しているんじゃないでしょうか?
曲とMVは全く関係ないようにカモフラージュさせてるようですが、所々に考察のヒントとなる真意のカケラがある気がします。

学生時代を表すかのようなニラちゃんの服装と机

0秒から始まるデジタル音、あれはテープを巻き戻している音のような感じがします。過去の自分にタイムリープしてることを表してるのかもしれません。
まず最初の「BOW」って何でしょうか。私は学校の授業が始まる前の「起立、礼」のおじぎの英語かなと思いました。英語で犬の鳴き声もBOWって言いますし、BOWって弓って意味もあるんですけど、ただ単にイントロの音ハメをするためだけなら、歌詞に入れなくてもいいですよね?ここにも学校生活の一部を表すヒントが隠されているように感じます。

バレたくはないから 歌わないけど
想ってないとかじゃないの
いつも御別ればかり 考える人生も
積極的に嬉しいから

自分の学校や個人的なことの詳細はバレたくないから歌うことはしないけど、あの時のことを想っていないってわけじゃない。上京したら同級生や地元の人たちとは別れちゃうけど、自分の夢を叶えるためには積極的に選びたい。

会えばきっと足りなくて
会話の切れ端まで歌詞で覚えるの
向いてくる
引っ付く横長の目 鬱陶しいけど
逃げる準備に疲れたわ

自分のことを理解してくれる人に会えば語ることが沢山あって、会話の端々まで歌詞にできるくらい覚えてる。引っ付く横長の目っていうのは、地元の路上で弾き語りをしていて、アイツ何やってんだ?って感じで見られていた様子を表してるみたいです。そんな風に見られるのが鬱陶しいけど、これくらいでへこたれてたらダメだから逃げることもやめちゃった。あと、もう1つ考えられるのは、ACAねさんの夢に否定的な意見の持ち主(学校の先生とかですかね)が、お前いつも曲ばっかり作って何してるんだ、ってジロッと見てたから、それが鬱陶しかったのかもしれませんね。

あなたに幾度も 触れたって
大体ちょっとだけ 頓知
空回りの本心 隠せちゃう

いろいろ思ってることもこうやって歌詞にするのも、ちょっと頓智をきかせると空回りの私の本心隠せちゃう。

あたしのこと知らないで(因果応報叱らないで) 
あたしのこと知らないで(因果応報叱らないで) 
あたしのこと知らないで(因果応報叱らないで) 
あたしのこと嫌わないで

私が夢見て真剣に考えてることも知らないで怒らないでよ…でも全部因果応報(善行をすれば良い事が返り、悪行をすれば悪い事が返るという意味、ここでは自業自得って感じで使われてる気がします)で、周りからアーティスト目指してるって変な風に見られるのも当たり前で、そんなところもあるけど、叱ったりしないで…そんな私を嫌わないで、ってことでしょうか。

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムがなきゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ恥ずかしく踊れるから
ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど
言わないで もう身体に慣れない
変わってゆくから 私ねもっと
ねぇ、見届けて 欲しがりでも

路上に出て胸に秘めた思いを抑えきれずに歌ってる感じがします。ミラーボール怖がって=東京に行くのにビビってるところもあるけど、アコギを改めて持ち替えたらまだ恥ずかしい気持ちはあるけど踊れる=歌えるよ。浅はかな考えだって言われるかもしれないけど、おめおめとは地元に帰れないし、ビッグに生まれ変わるから、その時まで見届けて欲しいな。

どう思っているとか
伝えるのが 恥ずかしいんじゃなくて
ハッピーな永遠歌
告げそうになるから 控えさせてね それだけ
またすぐ否定的になってしまうけど

今自分がどう思っといるのかを直球に伝えるのが恥ずかしいって訳じゃない、ただこの夢見る幸せな気持ちを話し出すと永遠に語っちゃいそうだから、それは控えとくね。でも、本当にやっていけるのかどうか心配だし、否定的な考えもやっぱりある。(ACAねさんの中で夢を叶えたいという気持ちと、現実を見ている葛藤がある感じがします)

もしこの世の歌を 書き終えても
あなたに振り向いて欲しい 最後の歌
誰かのまつげと 草臥れたリスケ
夜は長くて 酔うのに必死ね

世というのは1つの時代、つまり学生時代のことを表している気がします。もし今の学生時代が終わっても、あなたには振り向いて欲しい。ここの"あなた"って誰でしょうか?私はACAねさんの親だと思います、その理由は次の歌詞です。ACAねさんのまつげ長いですよね(ちゃんとした考察ですよw)、あれってお父さんかお母さんかわかりませんが、とにかく親譲りだと思うんですよ。そのまつげと草臥れたリスケ…リスケはリスケジュールの略で、スケジュールを組み直す、計画を立て直す、という意味なんですけど、ACAねさんの親や家族は「そんな無謀なことやめときなさい」って反対して考えを改めさせようとしたんじゃないでしょうか。だって可愛い娘がアーティストになるために、単身東京に行くなんて、なかなか承知できませんよね。そんな長い話し合いの夜のことを表してて、娘と別れるのが悲しいお父さんはお酒に酔って気持ちを紛らわせるのに必死だった、って感じました。
でもACAねさん、今や日本を代表するビッグアーティストになりましたよね!ACAねさんの家族は今どんな風に思ってるんでしょう…

更にMVにはこの考察を裏付けるような情報が隠されてることを考察仲間が教えてくれました。MVの2分辺りに花がふわぁっと咲くシーンがあるんですけど、プリムラジュリアンっていう花みたいなんですよね。

このプリムラジュリアンの花言葉がなんと「青春の喜びと悲しみ」なんですよ!ACAねさんの青春時代を表してるのそのまんまじゃないですか!?考察とこの花言葉を掛け合わせると泣けます🥲

MILABOは夢を追う少女とその周辺を表す素敵な曲だと思います!

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