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ひとり美容室にて心を満たす

何だか心が浮かない感じがして、そんな気分から抜け出したくて髪を染めに美容室に行きました。

私には行きつけの美容室がないので、アプリで空きのあるところを探していたのですが、以前から気になっていたところが目に止まったのです。

それは、ひと席だけの美容室。

今まで鏡と席がずらっと並んだお店にしか行ったことがなかったので興味が湧きました。

いつもなら周囲の人に自分の話している内容を聞かれているんんじゃないか?なんて少し考えながら話す話も、ここなら何も考えず話すことができます。

仕事のことや恋のこと、そんな物凄く個人的なことをお話ししました。

美容師さんは私くらいの娘さんがいらっしゃるとのことで、それを聞いてより話がしやすくなった気がします。

「優しい人はたくさんいるけれど、思いやりのある人が大事なのよね。」

話の中でそう仰っていました。

確かに。

恋愛や友人、限られた関係だけじゃなく全ての人間関係において、自分が無碍に扱われているとしたらそんな関係性の中にいるべきではないということです。
もちろん、すぐには切ることができない関係性というのはあります。それでも離れられる可能性があるのだとしたら、少しずつでも自分のために動いていくのがいいのかもしれません。

・・・

話の合間にふと窓の外に目を向けると、大きな木に小鳥の群れが飛んできました。
小鳥の中でもすごく小さく見えて、子供の鳥なのかしら?なんて考えながら見ていると、大部分がまた飛び立ち、一羽だけ残ったのです。その子はなかなか飛び立たない。

それでも眺め続けていると、同じような色合いで大きい鳥がこれまた一羽飛んできました。小さな子を追い立てる様子もなかったけれど、程なくして小さな子が飛び立っていきました。

私は人間だから、勝手にそこに感情の当てはめをしようとしました。
残された一羽は親鳥が来たから安心して飛び立っていったのかしら、なんて。
でもそれは知る由もないんです。

きっとそこにあるのは、鳥が飛んできて、またどこかへ行ったというそれだけのこと。

私自身も多分そうなのだと思います。
私がいるだけ、私が何かをしているだけ。

周りから何か言われることもあるけれど、影響だって受けるけれど、それでも最初から存在するのは自分とそれ以外。(何だか有名なあの方みたいになってしまいましたね。)

自分の心を満たすことの重要性、そしてそれには自分自身の動く力が伴わなければいけないということ。

・・・

最近考えていてばかりでこうして文字に起こしていなかったので、今は思いを形にすることの喜びを感じています。

叶えたい夢、夢とは呼ばないまでも理想となるようなこと、そのようなものをグッと身近に置けるように現実的なものにするためにはどうすればいいのか具体的に考えなければいけないと思っています。

といいつつ、考えてばかりで動かないのもよくないかなと思うので適度に動こうと思います。

ゆるやか生活、万歳。

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