9コマ漫画(4): 「自分がいつ変わったかは思い出せないけど」ケース・ジャーニガン
「これからのユートピアを9コマ漫画で描いて」--NYの漫画専門出版社@desertislandcomicsのインスタ上の呼びかけに、世界中の漫画家が作品を投稿中。これは@rescueparty2020というシリーズとして毎日一作品以上が発表されている。じつは応募自体には「今起きている大変なことを乗り越えた後に見えるユートピア」というテーマのみが掲げられており、その「大変なこと」がコロナかどうかは明示されていない。これを受けた各作家たちが、それぞれ思いついたことを描いている。しかし、紛れもなくニューヨークは現在進行中でコロナウィルスの直撃を受けているので、このnoteではシリーズものとしてわかりやすいように「コロナ後を描く9コマ漫画」と便宜上銘打つことをお許しいただきたい。
毎日一人でインスタ漫画ばかり読んでいるものの、人と共有できないことに業を似やしたので、翻訳の練習として訳していきます。
4日目の作者はブルックリン在住のアニメーターのケース・ジャーニガン。美術を勉強しにイタリアへわたり、もともと好きだったサッカーへやヒーロー物への情熱に目覚めて、アニメの作品を作っています。(文末にインスタのリンクや、製作の様子を写した動画を貼っておきます)。
作品中髪の長い人と、帽子をかぶった人の二人が登場しますが、そのことが登場人物のジェンダーを決定するかどうかはわからないので、「A」「B」と誰が言ったセリフなのかだけわかるようにしました。
A:「変わることは決してない」…あなたはそう言ったね。
A:「何ひとつ」と、ね。
A: 私はあなたのことを信じてた
A: ずっと、ずっと。
B: 「自分が」いつ変わったのか、思い出せない。
B: でもわたしは変わった。
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