DevLOVE さんの "「832イテレーション・ジャーニー」再び" にいってきた参加記

こんばんは! amixedcolor (エイミ) です。
今日は DevLOVE さんで開催された、 "「832イテレーション・ジャーニー」再び" にいってきました。

この note は、その参加記として聞きながら思ったりしたことをつらつらと書いていきます。基本的に主語は、私 amixedcolor だと思っていただければと思います。

僕はいま、株式会社Relic でエンジニアとして働いています。大きな夢を成すために、世界を変えるために。この会社で多くの経験をしています。
「エイミは何をしたい者なのか。」と併せてお読みいただくと、経緯や得られたものがよりわかると思います。

序段

スライドとのファーストエンカウントと、その後

先日、自分の note ↓↓でも言及し、

その少し後に「市谷さんの発表がなんと再演されるらしい!」と、本 DevLOVE さんのイベントを知りました。スライド(*1) を後から見ることしかできていなかった僕には願ったり叶ったりでした。

DevLOVE さんのイベントと、過去の体験

そのイベントがこちら↓↓

DevLOVE さんのイベントには、以前オンラインで一回だけ参加したことがありますが、対面参加するのは初めてです。(今回のイベントは、対面と Zoom のハイブリッド開催でした。)

つらつらと、思ったりしたこと

なんとなく、こんな形式で書きます

  • %見たこと / 聞いたこと など%(※スライド(*1) からの引用を含みます)

    • %思ったりしたこと%


ここから書いていきます

  • よく見る、「顧客が本当に欲しかったもの」の、木とブランコの図は、なんと今から約70年前の論文で出てきた図のようです。

    • びっくり。そんな前から?かわらないんだな〜〜

  • スクラムにおける、開発者とプロダクトオーナーとの分断の話がありました。プロダクトエイヤーバックログと、ちゃんとスクラム。 これが、間違ったものを正しくつくる。そこから、「正しいものを 正しくつくる」仮説検証型アジャイル開発に辿り着いたそうです。

    • miholovesq 先生(*2) から受けた enPiT の中でも、似たような話があったなあ

  • 第2部、232イテレーションジャーニー

    • 後半!本編にやってきたぞー

  • 「度を過ぎた最適化=思考停止」コロナが大混乱を起こしたところにも現れていて、変化を強いられた時に出てきたとのこと。

    • この辺のスライドは、まさにそうだなあ〜。必要なんだけど、度を過ぎて、極値から動かなくなると、視野が狭くなったりして、となりにもっと最適解があるかもなのに、とか。それは部分最適では?とか。

  • 地上→地下1階に行った時に、「あなたは何をする人なのですか」と洗礼を受けたそうです。問われるのは、「この状況で何をしてくれるのか」。

    • 平たく言えば、市谷さんを知らない人たちの世界か。この前僕もとあるイベントで、一緒に行った会社の同期の1人以外知らない人しかいなくて、その1人もそのイベントのコミュニティには近しい分野の人で、とてもその場に居続けることが大変だと感じていました。1人だけ自分を知っている人と出会えた時は嬉しかったなあ。その体験が反証しているように、相当にまいっていたとも言えると思う。そこで活動し続けたのはすごいなあ、すごい。

  • "「知らない」とは、「存在しない」こと" とのこと。その中でよくわからなくなったら、海を見に行ったそうです。

    • コンフォートゾーンではないのはもちろんだし、ラーニングゾーンとしても特に大変なことだろうな

  • 理屈じゃないんだ、「ちゃんと相手と出会うこと」なんだと思い直したそうです。「やれよ、ではなく、一緒にやろう」と、指摘でも丸投でも提案でも糾弾でもなく、「この課題、一緒にやってみましょうか」という勧誘をやるそうです。「だからアジャイルのジャーニーに踏み出しましょうよ!」でもでも、「余分な時間も体制も無い」そうです。最低限なことしかやることがない状態。

    • 結構、僕は1人でやってしまうこともあったりする。一緒にやりたいなあ、一緒に。

  • 組織変革にはなぜか成功が前提とされている。変革なんだから初めてのことなのに、という話において、組織開発こそ仮説検証とのこと。ただ、「"外からの関わり" は必ず壁にぶつかる」とのこと。「いずれにせよ、関与は役割に基づき限定的となる」そうです。「向き合う問題は、次々と変わっていく」のに、「関与が遅れたり意思決定に関与できず」ということに繋がるそうです。じゃあどうするか? "「内側のイチ員」になる" とのこと。「政府CIO補佐官」や、「製造メーカーにおけるアジャイル推進リーダー」になったとのことです。

    • 外からではなく、内から。仮説検証型に取り組むのはまさにそうだなと思いつつ、果たして自分は今それができているのか?と思い直したとき、「あっ、仮説検証できてない」と思った

  • イチ員になると、現状の「不」を相手側に回せない、とのこと。

    • 「それだ!!」感がある

    • これが自分ごとなのか、当事者なのか、というところとかなり同値なんじゃないかなあ

  • 「From-To」の話と、「ダメになろうなんて誰も思っちゃいない」という話。

    • 僕は最初にこのスライドをみたとき、「ああ、これだ。これだよ。『ダメになろうなんて誰も思っちゃいない』んだよ。みんながみんなのそのみんなの思う最高を、みんながやろうとしているんだ。」と思いました

    • 冒頭でも出てきた enPiT の授業でも、先生と話して、1つの気づいたことがありました。当時僕は、チーム内での発言量の差や、うまく回らないような、もやもやを抱えて、それを先生に相談しました。先生は言いました。「その場にくること自体が勇気を出すことかもしれない」と。(厳密には違うかも?でもこんな感じのこと。)その時、僕はひしひしと感じました。「ああ、またやってしまった」「仮に僕から見るその人が、いたってなんの異常もないように見えたとしても」「その人にとってはとても大きな一歩で、とても頑張ってやっていることで、とても勇気を出しているのかもしれない」と。僕は、過去に自分がその立場、というか今でも、「周りからはいたって何の異常もないように見えていながら、その人にとっては何かのっぴきならないことがある」という立場です。「それなのに、なのに」「なぜその人に寄り添えていなかったんだろう」と、 Discord で先生と数人と同じボイスチャンネルに入りながら、夜、寒い秋冬の夜に外で高そうバスを待ち、歩き回りながら、涙を流して泣いていたことをよく覚えています。だからこその、シンパシーを非常に良く感じました。非常に強く同意しました。

  • 地下20階。組織の奥底で見つけたこと。"組織に「芯」は無い" ということ。組織に意図は無い。数百、千、万人の「意図」をあわせるには?しかも、同じ組織でも "それぞれの「From」が異なる" 、とのこと。「組織レベルになると、一人の意図だけでは動かせない(経営でもムリ)」で、「せいぜい合わせられるのは "浅いWHY" 」であると。「倒すべき相手などいない」「怒りをぶつける相手すらいない」と、じゃあ「物語に "悪の魔王" がいなかったらどうやって私達はクライマックスを迎えるのか?」

    • ないの!?からの、そうか、そりゃそうか、無いよな。じゃあどうするんだ?

  • 地上への帰還。「自分は何をする者なのか」「自分は何をしたい者なのか」からの、過去XP祭りで話したのが「氷河期みたいな組織でも、火は灯せる」

    • そうか、自分か。でも、まだ少し掴めない感じ。

  • 「組織を変える」の「組織」がそもそも存在するようで存在しない。「組織は一人ひとりであり、またその集まりでしかない。だから、目を向けるのは「組織」なる概念ではなく「一人ひとり」と数えられる「人」、であるとのこと。じゃあ「誰のどこに焦点を置けば良いのか?」と。「目の前の自分たち自身に置くよりほかない」とのこと。社長でも、誰かのためでもなく、自分たちのために。でもやることは変わらない、目の前のFrom-Toの一歩を踏み出すことだ、と。

    • 自分か、自分か。まだ少し、後少しで何かが掴めそうな感覚

  • 16年前話した、「世界を変えられるか?」という話。「世界」とは、"組織" のことか "社会" のことか。否。「世界」とは、どこにでも存在しうる人と人との関わりの中で立ち上がるもの、とのこと

    • そうか、世界か、確かにな、いろんな世があって、いろんな界があるよな。

  • 外との接点が増えて、外向きの言葉が増えていくと、自分が置き去りになるそうです。

    • わ、まさにそれだ。自分って何だっけ?たまに思うことがある

  • 「死ぬまで生きる日記」という本と、 "火星へのレポート" の話。自分への発信として、4ヶ月4万文字書いたそうです。それは note などに書くわけでもなく、ただただ日記だそうです。

    • そうなのか。僕はこれをみて note に書いたけど、市谷さんは誰にも見せない場所で書いているんだなあ

    • それでも僕は誰かに見られる場所で書きたいなあ。そこで独白したい。矛盾するようだけど、出せる僕を出して、外向きの僕が僕であるようにしたい。

    • ↑↑は前から言語化できていたようにも読めるけど、今書いていてふと出てきた。「外向きの僕が僕であるようにしたい」「僕が僕であるように」「誰かが誰かであるように」「その人がその人であるように」「その人のままでいられるように」

    • 「あぁ、やっぱり、好きだなあ。」

  • 「世界」を変えることはできる。「自分」を変えることができるから!他の人が「変わらない」なんて決めるな。


質問して、思ったりしたこと

僕の、市谷さんへの質問

  • (僕、amixedcolorから) 自分を変えて、世界が変わった時、より大きな世界はそれでも変わらないことが多いと思います。他の人が「変わらない」なんて決めるな、という中でも、他の人が変わっていく世界をつくっていくのはとても難しいと思います。そんな中でも、地球規模の世界を変えたくて、でも、変えていくことは孤独で、しんどいなと思う時もあります。そんな時にスライドの最初の方の、「2人」に戻ってくる話を思い返して、ただ、その人はイメージできなくて、どうすると見つかりますか?

  • (市谷さんから、何回か応答しながら) 難しい。変化を作るということは、「変」で、ぼっちだったり。でも、「芯」をもって活動し続けると、どこかにだれかがいる。「2人目」は、変わるもので、固定だったり、不変だったりするものではない。また、2人より多くいても良い。5人でも、10人でも。(今までのことを思い返すと)必ずどこかに「2人目」が居た。

質問をして、回答を聞いて、思ったりしたこと

  • そうなんだなあ、そっか。やっぱ難しいよなあ。でも居るんだなあ。もしかしたら、もう居るのかもなあ。いっぱいいろんなところにいるかもなあ。

  • ちょっともう少しやってみようかなあ、まずはもう少し日記書いてみようかなあ

おわりに

聴きにきてよかった。質問できてよかった。ちょっとお礼を言いに行こう。実はこの note はリアルタイムで書いていました。

またね。amixedcolor でした。

追伸:
ここまで読んでいただきありがとうございました!僕がいる会社、株式会社Relic では、エンジニア・プロジェクトマネージャー・プロダクトオーナー・スクラムマスターなどのお仕事を積極的に募集中です。「新規事業開発」を事業ドメインとして、0→1・1→10・10→100と、泥臭く一気通貫で、事業を共創しています。もし少しでもご興味があれば、amixedcolorの𝕏 のDMでご連絡ください!嬉しいことに急成長急拡大をしており、多くの人の力が必要です。読んでくださったあなたと、顔を合わせられる日を楽しみにしております!
長くなっちゃいましたが追伸でした。今度こそ。

またね。

脚注

(*1)


(*2)


https://twitter.com/miholovesq さんです!大学の授業で講師としていらしたさいに出会っているので、「先生」なのです。

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