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言葉は大切

なんでうちの子(私のクラスの子どもたち)は   こんなに大きな声で喋るんだろう……            子どもの話す声が大きくて悩んだことありませんか?

みんなに伝えるためには大きな声を出さないと伝わらないよ!                先輩保育者さんに指導されたことありませんか?

保育の仕事は元気な先生が1番!        そんなイメージがありますよね


一斉保育をしている保育者が         クラスの子どもたち全員(20名〜35名)を集めて、皆に向けて話している声


どんな声になるとおもいますか?

もちろん 子ども達同士でお喋りにも夢中なっていますから、保育者の声は子どもたちに注意を引かせる更に大きな声になります

 保育者は声が大きくなければいけない    当たり前のようにイキイキと声をはりあげている保育者はいる。               話を聞く態勢になっていない子どもたちを相手に、全員の耳に入るように・・・・      どうしても声が大きくなってしまうのだろう。 そしてそれが保育者の姿 子どもたちに見せる 大人のモデルだと思っているのではないでしょうか

乳児クラスでの一斉保育

子どもたちは椅子に座ったり、壁にそって一列に座るようにして集められ、保育者の大きな声での話が始まります。絵本を読んだりもしますが、子どもたちは ポカーンとしている表情、何か伝わっているのか…?

次の場面でも、また大きな声で指示を出し続けて、子どもたちは相変わらずわけも分からないままに動くことになる。



子どもたちが本当に集中して遊び始めると   そして、子どもが関心を持てる話を大人がすることができ、大人と子どもの関係ができてくると、無駄に大きな声を出す場面自体がなくなってきます



次は逆に囁くような声での保育はどうでしょうか?

担当制保育を導入している園などでは、環境を作る際

「静かに小さな声で子どもたちに話しかけよう」と保育者間で共有し合います。


それが静かにというよりは囁くような声になってしまっていませんか?


「声が大きいのがいけない、だから、小さい声で!」となると、すべての場面で声が小さくなってしまい、子ども達も区切りがわからない   大人としてのモデル(保育者)が誰かわからない状態になることも…


自分の意思で大人の言葉や話を聞いて、    自分の中の語彙を増やしていき        話し方を学んでいる子どもたちにとっては、  大人からの場面場面に合った言葉かけ、会話はとても大切です。

目の前の子や、その周りにいる子どもたちの耳にもそれとなく入る程度の音量でいいのです。  ごく普通に話せば、聞きたい子は耳を傾けてくれます。あそびに集中している子の邪魔をすることもありません。

子どもは、大好きな大人が他の子どもに話しかけている内容もよく聞いてまいます       そうして、話しかけ方や、質問の仕方、伝え方を学んでいるのです。


声の大きさ一つにも、ねらいをもち保育をする

職員間で統一して、子ども達に関わることで、 心地よい園生活をおくれるようになればいいなと思います。



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