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【わたしの原点】amity_senseiが生まれた瞬間

みなさんこんにちは!amity_sensei です。

今回は「amity_sensei」の活動の原点についてお話しします😊

現在の「amity_sensei」としての活動以前、
広告代理店でアートディレクター/デザイナーとして働いていた頃にさかのぼります。

いまの活動を支えているiPadは、大学卒業後、新卒で初めて入社した広告代理店時代から仕事で活用していました。


▼新卒、入社日のamity_sensei。なつかしい

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デザイナーとして、ちょっとしたラフスケッチを描いたり、デザインの赤入れをしたり、ディレクション作業をしたりするのに大活躍✨

iPadなしでは仕事が成り立たないくらい、当時からiPadはめちゃくちゃ私の仕事効率を上げてくれてました🔥


▼会社員当時のラフスケッチ
プレゼン時に使うラフスケッチなどをよく描いてました。

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こういうのを描くと、クライアントが想像してくれやすく、企画も通りやすいです。

ちなみに、当時は全部Procreateで書いてました。iPadだと、ヒアリングしながらその場でさくっと修正し、イメージを広げられるのもいいところ。

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こんなに便利なのに、私の周りの人は、ほとんど誰もiPadを使ってなくて、 iMacなどPCのみで作業していました。

しかも、クリエイティブソフト(Adobeとか)も、ずいぶん前のバーションを使ってたりしてて。。

学生時代は、広告代理店って超最先端な技術を使っているイメージがあったので、その環境はかなりの衝撃でした。

もちろん、闇雲に最新の技術やツールを使えばいいというわけではないです。
ただ、私から見ると明らかに非効率な業務スタイルだったので、みんなが便利なツールを使いこなしたら、もっと仕事さくさく進むのにな〜と常に思ってました。

だけど、広告代理店は常にみんなめちゃ忙しいので、
目の前の仕事に没頭するあまり、一歩立ち止まって効率化すること、またその方法を教えられる時間もとれない状態でございます。😅
(なんで代理店の人ってあんなに忙しいんだw今もそうなのかな)


数年後、別の広告代理店にヘッドハンティングされ、もっとデザイナーとして経験を積みたいと考えていた私は、期待を胸に転職しました。

その転職先は、20代-30代が中心でエネルギッシュな人が多く、すごくイケイケな環境でした。

だけど、蓋を開けてみると、仕事の効率面では前の会社とほとんど同じような状況。

「紙を大量印刷して赤入れしてる」

「Figume知らんの!?」

「Photoshopの”被写体を選択”使ってくれー」

「誰もiPad使ってない!」

みたいな。。。

こんなにイケイケの会社でも同じなのか・・・とかなりショックを受けたのを覚えてます😅

そんな雰囲気なので、はじめは会社からiPadを貸し出してもらうのさえ厳しい状況でした。

私は幸いクリエイティブ部にいたので、懇願して結果的にiPadを貸出していただくことができましたが、
他の部門の人はたぶん借りれなかったと思います。iPadで仕事するイメージができないような人たちでした。

そんな感じで、モヤモヤした気持ちを感じつつも、ヘッドハンティングされたからには!と、気持ちを切り替え、デザイナーとして一生懸命仕事に取り組む毎日を過ごしていました。

しかし、そのモヤモヤした違和感が確信に変わったできごとがありました。

私は自分の席でずーっと座って仕事するのが苦手です。長い時間同じ姿勢でいると、集中が続かず、普段ならサクサク進められる仕事も、思うように進まなくなるからです😅

そのため、いろんなところにiPadを持ち運んで、気持ちを切り替えながら仕事をしたのですが、

そんな私の姿を近くで見ていた先輩は、その振る舞いをよく思わなかったよう。

ある日、ついに「いい加減、自分の席で仕事してください!」と叱られました😓

「メッセージいただければすぐ反応しますよ」と答えると、「そんなやり方だと、指示出すのが遅くなるから」と一蹴・・・。

内心、 “ツール使いこなしたら早く指示できるようになるのに” と思っていたけれど、転職したてということもあり、あまり反論もできませんでした。

結局、毎日自分の席で10時間座りっぱなしで仕事することに。

これ、私にとってはかなりのストレスでした😂😂



こんな出来事が重なり、次第にこの非効率な会社を変えたいと考えるように。

自分の仕事が少し落ち着いたタイミングで、社内用の資料を作って上司に直接プレゼンしました。


「みんな古いやり方に固持しすぎていて、効率が悪いです。便利なツールを使いこなし、効率よく仕事ができるようになるまで、私が育成係をやります!」

幸い、上司は新しいもの好きだったため「面白い!」って言ってくれて、
私は次の日から、なんとIT部署で働くことに\(^^)/

初のバックオフィス!

ちなみにその時私が作ったプレゼン資料は、この本を参考にして作りました。ビジネスパーソン必読書です👇


(転職後6ヶ月とかでプレゼンしたのだけど、今考えたらよくやったなぁ)

晴れて私は、「デザインエバンジェリスト」という肩書で、社員全員にデザインとデジタルツールの使い方を伝授していくために、社内用の育成プログラムを作りました。

そして、まさにこれが「amity_sensei」の生まれた瞬間でした!!

初代「amity_sensei」が具体的にどんなことをやっていたのか、いくつかご紹介しますね😊


・セミナー主催
会社が導入していたAdobeソフトや、Keynote、あとはGoogleのツール全般の使い方をセミナーで教えていました。
非デザイナー(営業や企画職)には、説得力のある資料を効率的に作るための方法など、参加者のニーズによって内容をカスタマイズしていました。

毎週、社員500名全員に、セミナー開催の案内メールを送信してました。社員全員に一斉送信する時ほど緊張する瞬間はない(笑)

・アーカイブ動画配信
セミナーに来れなかった人のために、自分で自分のセミナーを撮影し、アーカイブ動画を公開してました。
これがすごく好評で、あいつ何者??と話題になるくらい社内の認知度あがりました。
その声は役員にも届き、直接話しかけてもらえるようになりました。

・会社のデザイン素材を作る
当時会社の資料作成には、デザインのテンプレートがありませんでした。作る人によって使用するフォントや色、配置が違うので、まったく統一感がない状態。

社内の人はほとんどパワポユーザーで、Keynoteなんて使ったことない人がほとんど。
Keynoteの使い方を伝えつつ、写真とテキストを差し替えればそれなりに見えるようなテンプレートを作成しました。これも大好評。

・個人相談窓口
バックオフィスデザイナーとして、メールや対面で個人の相談に乗っていました。ときにはフロアを徘徊して、困ってる人に声かけたり、一緒にプレゼン資料作ったり。
席で仕事したくないという私の夢も叶った😂


あとは、会社のホールに映し出されてる映像がダサかったので変えてみたり、ランチメニュー作ってみたり(笑)


とまあ、こんな風にかなり自由にやらせてもらって、当時はすごく楽しかったです😆💕


この後、「amity_sensei」は YouTube に舞台を変えますが、やってることは当時からほとんど変わっていないんですよね。

初心者でもわかりやすいように伝えていく、というこの時の経験が今に生きてるなあと思います。

当時は年上の先輩もたくさんいる中で講師役をつとめることが不安で、常に緊張しっぱなしでした。

しかしそんな経験を積み重ねたおかげで、今どこでセミナーや登壇してもあまり緊張しなくなりました👍

正直、緊張度でいえば、Adobe MAXやAppleでセミナーするよりも、会社でセミナーしてた時の方が何倍も緊張してましたね。w


その後、この会社は辞めてしまうことになったのですが、

1年しかいなかったこの会社で、私は「amity_sensei」としての土台を作り、
この道で生きていこうと決めました。

あのとき、思い切って上司にプレゼンしに行って本当によかった。

上司は 「遠慮せず、とがったことをドンドンやれ!」と私の活動を応援してくれていました。そのおかげで今も走り続けられていますし、
これからもこの道を極めていこうと思っています。


この記事を読んでくださっている方で、
会社にフラストレーションがたまってる方や、当時の私と同じように会社に違和感を感じている人がいたら、
ぜひ思い切って声をあげてみてください。何か変わるかもしれません。

私みたいに無茶をする必要はないけれど、会社が変わらないことを嘆き続けるよりも、まずは勇気をもって自分なりの一歩を踏み出してみてほしいです😊

私は、これからも新しいことに挑戦しようとしている人を応援しつづけていきます!


長くなりましたが、私の会社員時代のストーリーはもう少し続きます。
私が会社を辞めた理由やその経緯も話せたらと思います。

では♪


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