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脳科学が明かす!子どもの脳に効果的なほめ方・叱り方とは?

こんにちは、脳外科医のあみとです!

突然ですが、子供の教育って悩む場面って多いですよね?
私も1歳半の子供がいるのですが、なかなか自分の思い通りには行かないなっていうことも多くて毎日あくせくしております。

そんな中、
『脳科学的視点から見たモンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育の効果と、自分でできる子に育つためのほめ方・叱り方について』
という本が非常に参考になったので、脳外科医の観点も含めて解説していきたいと思います!

子供の教育に悩んでいる方の参考になれば幸いです!

はじめに


モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育は、幼児期に適切な刺激を与えることで、脳の発達を促進する教育手法として知られています。それぞれの教育手法に共通するのは、子どもたちが自分自身で考え、自分で学ぶことを促すことです。
しかし、どのようなほめ方・叱り方が効果的であるのでしょうか?
今回は、脳科学的視点も踏まえて、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育の効果と、自分でできる子に育つためのほめ方・叱り方について考えてみましょう!

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育と脳の発達

モンテッソーリ教育は、子どもたちが自分自身で考え、自分で学ぶことを促す教育手法です。具体的には、子どもたちが自分で行うことができる活動を与え、自分で考え、自分で実行することで、自己肯定感や自己実現を促すとされています。また、モンテッソーリ教育では、子どもたちが自分のペースで学ぶことができるよう、個別に教育を行うことが特徴です。

また、レッジョ・エミリア教育は、子どもたちの創造力や表現力を育成する教育手法です。具体的には、子どもたちが興味を持ったことを取り上げ、それをもとに自分で考え、自分で表現することを促します。また、レッジョ・エミリア教育では、子どもたちが社会性を育むことも重視されます。

どちらの教育手法も、子どもたちが自分で考え、自分で学ぶことを促すことが特徴です。そのため、子どもたちが自己肯定感を持ち、自分自身を肯定することができるようになります。

ほめ方について


脳科学的にはほめられた時にドーパミンが放出されることが知られています。ドーパミンは、快感を感じさせる神経伝達物質であり、褒められたことで、子どもたちの自己肯定感を高めることができます。しかし、褒め方には注意が必要です。

脳科学的には、褒め言葉が具体的であるほど、効果的だとされています。例えば、「よくがんばりましたね」というような、一般的な褒め言葉よりも、「このお絵かき、とても上手に描けているね」といった具体的な褒め言葉の方が、子どもたちの自己肯定感を高めることができます。なぜなら、具体的な褒め言葉は、子どもたちが自分自身で達成したことを評価しているため、自己肯定感を高めることができるからです。

また、ほめ言葉は適切なタイミングで行うことが重要だとされています。褒めるタイミングは、子どもたちが目標を達成したとき、新しいことに挑戦したとき、失敗から立ち直ったときなど、子どもたちにとって意義のあるタイミングが適切です。

叱り方について

脳科学的には、叱り方にも注意が必要です。叱り方が過剰であると、子どもたちの自己肯定感を低下させることがあります。そのため、叱り方は的確かつ冷静に行うことが重要です。

脳科学的には、叱り方も具体的であるほど、効果的だとされています。例えば、「いい子にしなさい」といった一般的な叱り言葉よりも、「おもちゃを投げると人が怪我をするから、やめなさい」といった具体的な叱り言葉の方が、子どもたちの理解を深めることができます。

また、叱り方は一度で終わらせることが重要です。繰り返し同じことを言うと、子どもたちは注意を払わなくなり、効果が薄れてしまいます。そのため、一度の叱りで十分であるように、的確に伝えるこ
ことが大切です。

また、叱り方には、ポジティブな言葉を使うことが効果的です。例えば、「おもちゃを投げると人が怪我をするから、やめなさい」というように、否定的な言葉ではなく、ポジティブな言葉を使って子どもたちを指導することが大切です。ポジティブな言葉は、子どもたちの自己肯定感を高め、問題解決能力を向上させることができます。

叱る際には、子どもたちがなぜその行動をしたのかを理解することも重要です。
たとえば、「なぜおもちゃを投げたの?」と子どもたちに聞いて、その背景や理由を理解することが大切です。その上で、なぜその行動が問題だったのか、どうすればよかったのかを子どもたちに伝えることが大切です。

さらに、叱り方は、子どもたちが冷静に反省することを促すように行うことが大切です。例えば、「今回はダメだったけど、次からはこうしようね」といったように、子どもたちが次に同じミスをしないようにアドバイスするこ
とが大切です。

まとめ

『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士』の内容と自分の知見を合わせて自分でできる子に育つためのほめ方・叱り方のポイントをまとめてみました!

褒め方・叱り方が子どもたちの脳にどのような影響を与えるのかを理解し、効果的なほめ方・叱り方を行うことで、子どもたちの自己肯定感や問題解決能力を向上させることができます。

今日から子供との接し方を見直してみるのも良いかもしれませんね


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