![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103669198/rectangle_large_type_2_1ddda0da97e9fc827e19b7531a6fa279.jpeg?width=1200)
【脳外科医が解説】脳の学習メカニズム:長期増強とBDNF
学習においてニューロン同士の密接な連絡が重要であり、長期増強が促されることが大切だということはお話しました。では、どうすればこの長期増強をうまく促すことができるのでしょうか?
マウスを用いた実験で、長期増強を促す際に使われている物質が見つかりました。それは、BDNF(脳神経栄養因子:Brain-Derived Neurotrophic Factor)と呼ばれる物質です。
このBDNFは、ニューロンの存続に役立つだけでなく、新しい枝を伸ばして、他のニューロンと繋がりを作る際にも使われていることが分かりました。
つまり、学習をするときに重要な役割を果たしているわけです。
このことから、もしBDNFが増えると、ニューロンの長期増強がより効果的になり、学習が進むことが考えられているんですね。
学習において長期増強を促すBDNFの役割は非常に重要です。
では、このBDNFはどういったときに増えるのでしょうか?
何か食事に関係しているのでしょうか・・?
それとも何か活動と関係しているのでしょうか・・?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?