YAZAWA

矢沢永吉ならいろいろ挙がるでしょうね。
でも私は「逃亡者」と「魅惑のメイク」。
「逃亡者」作詞は西岡恭蔵。
「魅惑のメイク」作詞はちあき哲也。
曲はどちらももちろん矢沢永吉。

西岡さんは1999年の春に自殺してしまった。
矢沢どうなる！！って言われたほど、西岡さんの死は大きかったはずなのに、今見るとそんなに数多くない。
奥さんの命日に自殺したそうだから、西岡さんにとっては矢沢なんかどうでも良かったのかもしれない。
「逃亡者」は、逃げちゃおうぜ的な歌で、ほの明るい。
でもそこには諦観もあって、

ほんとに幸せになれる訳じゃないんだろうなあ

って思わせるところがある。
「魅惑のメイク」の方は逆に、

もうだめだろう

ってとこから愛が強まっていく。
「逃亡者」はサビが、「魅惑のメイク」は出だしがめっちゃいい。