その後のぴょん

昨夜、階段で強い糸にかかった。

くるくる巻かれて食われるの??

と一瞬思ったけど、一本や二本の糸で固定されるほど私は華奢ではないのだった(笑)。
よく見ると階段のあちこちに、ちょっと張ってみた、みたいな銀線が一、二本ある。
好き勝手やってるんだなー、と思いつつ、そのまま寝た。
もちろん糸は引っ剥(ぺ)がしといた。
ここはだめよと教えなきゃいけないものね。しつけである。

で。
朝。

夫は6時に出勤してしまう。
支度させ、送り出した後、余裕のあるときはそのまま二度寝してしまうのだが、ふとみると、旦那のメールが何通もきていた。

一通目。


玄関の三和土(たたき)に『やつ』がいる。
外へ出さないように出勤。


え。


ええ?


えええええええええーーっ?


同様の内容メールが三通あった。
玄関にいたなら…出てってもらえばいーじゃん??

返信する。


何で?
そこにいるなら出てってもらえばいいじゃん?


返信。


出てってもらいたくないのかと。


…………………………。

まあ確かにこの三日間、殺そう殺そうという旦那に対し、私はNO、NO、NOと、繰り返し繰り返し言い続けた。
殺虫剤で弱らせようという意見さえ拒否してきた。

でも!!

怖いは怖いのだ。


で返信。


本人が出て行きたいのを止めてまで、いてもらう必要はないのよ?


向こうの空間で、


?????


と?が渦巻いているのが感じられる。

ややあって届いたメールにはこうあった。


でも出したら死んじゃうでしょう。
鳥に食われるとかほかのうちに入って、驚かれて殺されるとか。


殺されないように、考えててくれたらしい。



DV野郎の癖に、

うちのはずばんどは妙に優しいところもあるのである。


コノ項終ハリ。

それでも地球は回っている