忠 -石川数正-

本多忠勝が
某(それがし)に遅れること17年、
片倉殿が
某に遅れること22年、
直江殿が
某に遅れること27年、
やっとこなたの世界へきた。
みな太閤にひき抜かれかけつつも、
もとの主の許を離れぬと答えた者どもだ。
功臣。
名軍師。
腕に覚え。

そして某だけが、要請に応えてしまった。

みながみなを覚えておる。
忠義の忠勝、
忠義の小十郎殿、
忠義の兼続殿。


某は…


殿のみもとに
居るべきだったのか?



※ 旧作です
 こちらには挙げ忘れていたようです汗


それでも地球は回っている