こんなことは絶対フィクションであってほしいけれど・・・
助力の果て~迎撃シリーズ番外編~
ゼリウ・スウグは要求する。
武器を!
武器を!
武器を!
武器を!
武器を!!
私たちは供与する。
だってあの国が先に手を上げたのだから!
供与して
供与して
供与して
供与して
今自国が攻められたら困るほど供与するのだけど。
その日、私たちが供与した武器は、あろうことか全てウラジミル・ヤコフの国に渡り、供与したもとの国らをいちどきに見舞うのだ。
一丁あがり。
そう言って笑ったゼリグの顔は、まるきり悪鬼のものだったりしたという。
そうなのだ。
ゼリグの国は実はロス国と、ことをかまえてなどいなかったのだ。
こうして□側諸国は、この日一気に全滅したのだった・・・
なんてことではありませんように!!
政治は私たちの理解など、飛越しきったところにあったりします。
どんな状況も考えに入れていないと取り返しのつかないことになると・・・
思いませんか?
それでも地球は回っている