4月20日 コロンバイン高校銃乱射事件

※この記事についての訂正的内容が4月26日のコラムにあります。
 あわせて読んでいただけると幸いです。



全米ライフル協会


Guns don't kill people, people kill people.
(銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ)

そりゃそうだがな。
そうだが。



4月20日 コロンバイン高校銃乱射事件


1999年。
アメリカ・コロラド州のコロンバイン高校で、生徒2人が銃を乱射した。
13人を射殺、犯人2人も自殺という、典型的な終演となった。


“Everyone with a white cap or baseball cap, stand up ! All the jocks stand up !”

(白帽子か野球帽の奴、全員立て! ジョック共は全部だ!)

犯人二人はその場でまず、そう言い放ったという。
エリック・ハリス(Eric Harris) 。
ディラン・クレボルド(Dylan Klebold)。

米国史上最悪級の学校事件となったこの事件は、ジョックの横暴に抗う一団「トレンチコート・マフィア」という校内自警組織のリーダーと親しかった~二人は同グループのメンバーではなかったようです。事件当時、同メンバーは既に全員が卒業が退学の道へ進んでいたそうで。~二人が、トレンチコート・マフィアの決まりものの黒コートを羽織って現れ、 銃を乱射し、 24名の重軽傷者、そして13名の死者を出しました。

惨劇の舞台となったコロンバイン高校は、コロラド州のほぼ中央に位置するスポーツ強豪高校で、アメリカ社会の典型的な、体育会系高校だったそうです。
ジョックでない生徒~ナード、ナーズ~はあくまで脇役であり、教師たちもジョックを最高の生徒像として優遇するような校風だったそうです。
20世紀末のこの事件は本当にアメリカ的で、アメリカそのもので、アメリカだけでなく世界全体を震撼させた気がします。
校内カーストは日本にも存在します。
多分どの国のどの学校にも存在すると思う。
でもアメリカ社会には常に、傍らに銃がある。
全米ライフル協会は、やっぱり恥を知るべきです。

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