大林宣彦「HOUSE ハウス」

公開年は1977年。
羽臼(ハウス)屋敷を舞台にしたファンタジックかつスラップスティックなホラー。
七人の美少女が夏休みを屋敷で過ごしに来て、屋敷に喰われるというシンプルな話。
音楽はゴダイゴでした。
七人の美少女は池上季実子や大場久美子や松原愛。
神保美喜がすてきだった。

CF監督として活動していた大林宣彦監督の初劇場用映画監督作品だそうです。
元祖ジャパニーズホラーとも、元祖アイドルホラーとも言われています。
ポップな色彩とおもちゃ箱をひっくり返したような華麗かつ、わざとチープな映像世界を遊ぶ表現
だから大林さんが好きだった。

私は尾道三部作

転校生(1982年)
時をかける少女(1983年)
さびしんぼう(1985年)

よりこれを推します。

製作 大林宣彦 山田順彦
監督 大林宣彦
脚本 桂千穂
原案 大林千茱萸(ちぐみ。監督のお嬢さんだそうです)


大林さんは私の大好きだった女性プロデューサーと組んだことがあります。
知人の現場スタッフも制作に参加していたこともあり、知人未満紙一重です。
なので生大林さんは、という話はしたくない。

チープ度の少ない後期(中期かな。後期はあまり見たくない作家になってしまった)の作品では
『ふたり』
が好きです。

それでも地球は回っている