往復書簡 3 :メリからトクコへ

毎日のペースで書いていたら大変なことになると思い、少し間を空けてみました。
トクコさん、国語の先生に恵まれてたんだね。学校の先生がどんな人かって、進路に大きく影響するね。私は残念ながら、中学から高校まで、一度もいい国語の先生に当たったことはありません。唯一良かったのは、小論文の先生と、高校時代に通っていた予備校の現国の先生くらいかな。でも教科書を読むのは好きで、よく教科書に載っている小説を探して読んだりしていたよ。

ところで、その現代文の先生に習って初めて、良い分かりやすい文章には確固たる構造があるということも分かったし、幸田文や幸田露伴の本にも出会いました。音楽ほど有限ではないけれど、文章もよく使う言葉の組み合わせでできているのに、人の個性や文体の違いが生まれるのは本当に不思議だよね。

それはそうと、今日は3月最後の日であり、年度の終わりであり、amirisu4号が印刷から上がってきた日であります。まだウチには届いていないけど、受け取ったら目頭が熱くなっちゃうかも。少しずつだけど、確実に前進しているわたしたち!乾杯しなきゃね。

メリ

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