往復書簡 5 :メリからトクコへ
金曜日はお祝いしてくれてありがとう。神楽坂のビストロでワイン片手に美味しいフレンチ、これももうすぐ味わえなくなると思って、少ししみじみしました。それにしても、結局2人でお酒飲みながら仕事の話だよね。本当に楽しい。これでいいのだ、と実感できます。
Maya Angelouは大学のとき、英文ライティングのクラスの教材で先生がコピーを配ってくれたの。その文章の潔さ、女らしさ、すべてお見通しな感じをとても気に入って。その彼女が「私達は歳を取るけれど大人にはならない」と書いているのは、とても意外でした。
大人になる、ということでいつも思い出すのは、茨木のりこさんの「汲む」。何歳になっても不安に思ったり、うまい言葉をかけられなかったり、ぎこちなかったり。それでもいいんだ、むしろそれが素敵なのだ、と思わせてくれて、とても感謝している詩のひとつです。
なぜなら、今まさに自分を信じて突き進むべきときだから。不安になるのはきっと皆同じ。ぎこちなくてもいいんだよね、と思う。
一番の不安は、実は会社を辞めることではなくて、無事リトリートを成功させ、無事引っ越し先を見つけられ、すべての日程をこなしながら9月を迎えられるか!いやー、不安です。
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