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アラフィフ観る将が将棋普及指導員になるまで①

~初段になるための将棋勉強法~

将棋を始めたきっかけ

私が将棋を始めたきっかけは2017年藤井当時四段の
連勝記録をニュースや情報番組で毎日のように見かける
ようになり、藤井四段が長男と同い年と知ってその頃
反抗期に悩んでいた私はすごい子がいるんだな~、
まだ中学生なのに話し方もしっかりしてるしと驚いたんですね。
それまで将棋に興味を持った事はなくて、一度も将棋盤や
駒にすらさわった事がありませんでした。
当時の私はテニスにはまっていて週4回くらい練習があり
試合にも月3回くらい出ていて、また子供たちも小さく
とにかく毎日忙しく他の趣味をやる余裕は全くありませんでした。

将棋を見始めた頃、テニスに夢中でした😊

冬になると北海道では室内でしかテニスの練習ができないので、練習が週2~3回、試合も月1~2回に減ります。
それで時間が少しできてなんとなくAbemaの中継で
藤井竜王の対局を見るようになりました。
それが2017年の12月頃です。実は後から知ったのですが
その前の月に札幌で将棋の日が開催されてたくさんの棋士が来られたそうなんです。もう次北海道に来るのは何十年後だよと言われたのであともう少し早くファンになっていたらなとそこは本当に残念でした。

最初はルールもわからなかったので中継をただ観ているだけでした。でも解説の先生のお話が面白かったりして
退屈する事はなかったです。雪が溶けて春になればまた
テニスが忙しくなるのでその時は特にルールを覚えようとか指してみようとは全く思いませんでした。
でも藤井竜王のしぐさや振る舞い、インタビューを見たり聞いたりまたわからないなりにも将棋も解説の先生が
すごい手が出ました!とか仰るのでどんどん藤井竜王に
魅了されていき、いつの間にかファンになっていました。

春になりテニスが忙しくなってもテニスの練習がない日や
練習が終わった夕方から藤井竜王の対局がある時は
必ず観ていました。ルールや駒の動かし方もわからない
ままでしたし、評価値もまだなかったのでほんとにただ
観ているだけでした。

ある時、道新に王位戦の大盤解説会の募集の記事が載っていました。菅井王位 vs 豊島棋聖の戦いでした。
場所がエミシアホテルで家から車で5分くらいだったので
思い切って申し込んで見たら当選してしかも優先入場が
当選したので一番前の席で観ることができました。

初めての大盤解説会、初めての将棋イベント
解説の野月八段と渡部愛女流
ビキナーズラックで豊島棋聖の直筆扇子が当たりました😄

ルールが全くわからないまま6時間以上解説を聞いていたのですが、わからなくても楽しめたけどもしルールが
わかったらもっと楽しめるんじゃないかなとこの時に
初めて思いました。

将棋ウォーズとかぴよ将棋アプリとか全く知らなかったのでまずは教室を探してみました。調べると札幌には
大人が通える教室は1ヶ所しかなかったのです。
しかも時間帯が15時半~17時半と言うリタイアした方か
子供が巣立ったような方しかいけない時間で悩みましたが
他に選択肢もなかったので2018年10月に入会しました。

教室はだいたい10~15人くらいで私のような全くルールも
知らない方から三段の方までいました。最初に大盤解説を
30分やってその後生徒同士で指します。先生はたまに
対局を見てアドバイスするくらいで指導対局をする事は
なかったので、初心者は駒の動かし方のパンフレットを
見ながら、適当に歩をついたり、駒を動かしたりして
やる他なく、自分で家で勉強してきて戦法覚えて
やらない限り上達は難しかったので、初心者の方が
入ってきても難しくてすぐにやめてしまうと言う感じでした。

教室に入ってすぐイベントがある事を知らされました。
藤森五段の指導対局会と大会です。私は観る将でしたから
もちろん藤森五段の事は知っていました。棋士の先生に
会いたいと言うミーハーな気持ちで指導対局会に申し込みました。大会も一緒に申し込むと割引になるとかで
大会にも申し込みました。

指導対局会当日、私のレベルは駒の動かし方がどうにかわかる程度でした。10月から入会して指導対局は10月15日
でしたから当然です。今思えば何もわからないから逆に
申し込めたのだと思います。8枚落ちでご指導頂いたの
ですが、何度も駒の動かし方を間違えたり、定跡も何も
知らなかったのでめちゃくちゃだったと思いますが
藤森五段はプロのテクニックで私を誘導して下さり
頭金までの詰みで私を勝たせて下さいました。
これがどんなにすごい事か今ならわかります!
当時は誘導されたなどとはわかりませんから勝てて
褒められた事が自信になってとにかく楽しかったんですね。だからそれからも指導対局をたくさん受ける事ができました。もし、あの時嫌な思いをしていたら何年かは
指導対局受ける事もなかったと思います。
実際、大会の方は0勝6敗の散々な結果でもう二度と
出ないとその時思いました。

藤森五段のトークショー
懇親会で一緒に撮ってもらった一枚

11月には先生から支部の例会に誘ってもらい参加しました。最初の相手が今でも覚えているのですが、今奨励会で
頑張っているKくんでした。当時はまだ彼も8歳くらいで
級位者だったと思うのですが、簡単に負かされて、
他でも全然勝てなくて支部はやっぱりレベル高いな~
自分にはついていけないな~と思いました。

この頃は勉強と言っても何をしてよいかわからず、
詰将棋も一手詰めも簡単に解けないレベルでしたし、
駒落ちが多かったのですが、定跡を勉強してもすぐに
忘れてしまったり、上手の変化に対応できなかったりで
勝てませんでした。 平手は角換わり腰掛け銀の形しか
知らなかったので、先生に初心者には無理だ、
振り飛車をやりなさいと言われて中飛車、四間飛車、
三間飛車やりましたが、藤井竜王の将棋しか
見てなかったので、見慣れない形で全然上手くいかず
同級にも勝てないのでそのうちにやめてしまいました。

この時点での棋力 9級 8枚落ち(10級から始まる教室です)

長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さり
ありがとうございます!
次回は2019~を書きたいと思います。

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