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アラフィフ観る将が将棋普及指導員になるまで②

~初段になるための将棋勉強法~

2019年

年が明けて引き続きテニスの練習と試合がスケジュールの
メインで将棋は週1回の教室に通うのみでした。
教室には近い級の女性の方が5~6人いて、みんなで
励ましあって頑張っていました。お1人だけ1級の
60代の女性がいたのですが、その方は教室に16年
通っていらっしゃると聞いて、1級になるのに
そんなにかかるのかと愕然としました。
教室の昇級は道場と同じで5級までは5連勝か6勝1敗など
4級からは8連勝か9勝1敗…で初段になるには勝率820
以上で120だったか150勝だったか忘れてしまったのですが
初段になるのはすごくハードルが高いんです。
週1回で毎回2局しか指せないので、なかなか昇級するのは大変ですし、昇級の一番には駒落ちと言えど有段者を
当てられるので初級者にとっては1級上がるのも大変でした。

指す方は苦労していましたが観る将ライフは充実していました。2月には船戸女流、4月には今泉五段、5月には中倉彰子女流の指導対局を受け、名人戦の全国大盤解説会(各地方でおこなわれるもの)にも参加しました。
指導対局は私にとってはプロの先生に会える!と言う
貴重なイベントだったんです。

今泉先生はコロナ禍にも来てくださいました。
中倉先生が同世代とは思えないかわいらしさで風呂敷を買ってしまいました。

そして、初の遠征イベント!!
あの都成七段が苫小牧支部にいらっしゃると言う事で
教室のお友達と観る将のお友達と3人で特急に乗って
苫小牧に行きました。
名人戦の大盤解説会だったのですが、前列、2列目も
ほぼ女性で支部の方もこんなに女性が来た事がないと
驚いていました。北海道にも観る将の方はけっこう
いるんだなーと驚きました。全部で40人くらいの
解説会でしたので支部の方も終了後、ご自由に
写真撮ったりお話して下さいと仰って、私達も
大興奮で一緒に写真を撮ってもらいました。

イケメンすぎた都成七段

7月には初めて藤井竜王のお誕生日をパートナーと観る将の
お友達とお祝いしました。

藤井くんと言うのが懐かしい響き

さらに王位戦の大盤解説会にも参加しました。

豊島王位
木村挑戦者

昨年の大盤解説会ではルールもわからずだったのですが、
この時はいちおルールはわかりましたが、将棋の内容は
全くわからず、でもゲスト棋士の先生もいらしたりして
トークが楽しくて昨年よりさらに楽しめた大盤解説会でした。
指導対局では門倉五段、片上七段が来札して
教わりましたがこの頃は6枚落ちで定跡を勉強しても
なかなか勝てず悩んでいた頃でした。
また将棋のイベントが増えてテニスとの両立も
厳しくなってきていました。
試合の後に教室に行くこともあったのですが、
フラフラでとても将棋を集中して指す事はできませんでした。

8月には北海道一のビッグイベント、東急将棋まつりに
参加しました。この時はまさかこれが最初で最後の参加になるとは思ってもいませんでした。
これだけ多くの棋士の先生を一度に観たのは初めてで
本当に大感激の2日間でした。

豪華な先生方


貞升女流の指導対局に当選していつもAbemaで観ている
先生でしたのでほんとに嬉しかったですし、
実物の貞升先生は小さくてとてもかわいらしくて
思わずかわいい~と声に出てしまうほどでした。

貞升先生は可愛かった💕

またJT杯の大盤解説会にも初参加。久保九段と広瀬八段の対局で解説が松尾八段でした。間近で公式戦を観るのは始めてでしたので緊張感を感じてプロの対局の凄さを感じました。

久保九段
広瀬八段
松尾八段のかっこいいポーズ

この時聞き手で来ていた宮宗女流はJT杯の後、指導対局の
イベントに来て下さって、先生をJT杯の会場から
ホテルまで送迎すると言う大役を任されてとても
緊張したのを覚えています。

かわいいのにトークはキレキレだった宮宗女流

11月には教室に内田記者が取材にいらして、私と観る将歴
20年以上の女性はすぐに気づいたのですが、いつも中継で観ていた記者の方にも遂にお会いできた!と大興奮で
写真をお願いしてしまいました。

私達が知っていた事に驚いていた内田記者

このように地方に住んでいる割には色んな棋士の先生に
会えて、指導対局も受けれて、棋力はたいして上がっていませんでしたが、観る将活動は充実していました。
と同時にテニスの方は頭打ち状態でこのまま続けていても
A級に行かないのならシードを守ったり、毎回上位に
入らなければならないプレッシャーも辛くて遂に
辞める決断をしました。(A級はコーチとか元インカレ選手とかとてもレベルが高くまたダブルスなので1人で上がる訳にもいかず、私のメインのペアの方は65オーバーでしたのでA級には行かないと言っていたのです。)

将棋1本にしぼってから時間の余裕ができてAbemaなどで
中継をたくさん観る事ができるようになりました。
テニスに未練はありましたが、将棋を頑張ろうと
思い始めた頃でした。駒落ちでは6枚落ちを卒業して
4枚落ちになりました。

将棋勉強法って書いてあるけどただイベントに参加した
のを書いてるだけで勉強法どこにも書いてないじゃないか
と思われるかもしれませんが、この頃の勉強は駒落ちの
定跡を勉強する、週1の教室と2ヶ月に一度くらいの
指導対局、数ヶ月に一度支部の例会に行く、
Abemaで藤井竜王の将棋を観るくらいで
他に勉強はしていませんでしたし、テニスをやめるまではそもそもやる時間もありませんでした。
観る将でしたからそこまで欲もなくていつか藤井竜王の
指導対局を受けたいなと思うくらいだったのです。

今回も長い文章を読んでくださってありがとうございました。次回は2020~です。

この時点での棋力 5級 4枚落ち

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