ほしいものを手に入れよう。貝殻ビキニとブブゼラで。

手に入らないと思って、はなから
欲しがることそのものすら
諦めてるものはありませんか。
欲しいと言うのは、手に入る予測がつかないと
口に出すのは怖いし恥ずかしい、ですよね。

そんな気持ちがめっちゃわかるから、
あなたが勇気をだして、
ちょっと言ってみるかって思えるように
今から文章を書こうと思います。

外食をしに行けばテーブルについて、
注文をしなくても食べたいものが勝手に
出てくることはありません。
超未来になったら願うだけで
食べ物が出てくるランチョンマットとか
開発されるのかもしれないけど。

今の世は、お店の人を呼んで、注文して
少し待てばようやく食べられます。
出てきたものが思ったイメージと
違うこともあります。

それは当たり前なのに、
自分の人生でやりたいたいこと、
そう考えてみるとどうですか。
注文を伝えることもできてないひと、
少し前のわたし含め多い気がします。

自分が言わない選択をしてるのに
言える人はいいよなぁ、って嫉妬したりね。

すこし前のわたしは、｢普通の幸せ｣が
手に入らないものだと思ってたのね。

いつの間にかすっかりそんな呪いは解けて
健全な欲しがり屋さんになってるなと
そんで、ほしいって言えるようになったら
手に入るチャンスもぐんと増えました。

これはほんとだよ、
持ってる知識を惜しみなく分けてくれる
そんな人が世の中にはいる。
すごい人がいっぱいいるのです。
でもそれも、こっちがヒッチハイクみたいに
向こうから見えるように看板掲げないと
相手からは知りようがないよねっていう。

こんなこと偉そうに書いてるけど、
看板を恐る恐る持ち上げるまで
私は27年近くかかったんだよ～
もっと早く知りたかったよ～

わたしにとって普通の幸せっていうのは、
愛されているという実感
困らないゆたかな暮らし
ここにいていい、という安心感
比べることのない価値観
とかだったなぁ。

｢普通の幸せ｣という名の、
私が普通には手に入れられないもの。
でも普通の人は普通にもってるから、
欲しいというのは恥ずべきことでした。

子供でもないのに夢を語ること、
自分をさらけだしても、
それを受け入れてもらえること。
そんなことは夢のまた夢で。
それは、普通の幸せをもっていてこそ
欲しがっても良いものだと思いました。

出世したい、
結婚したい、
輪の中心でいたい、
海外で暮らしたい。
顔の見えないネットでは聞くのに
現実ではあまり聞きません。

てことは、こういう類のことは
求めることが恥ずかしいとされてるのかね。

なんで私は欲しい＝恥ずかしいの
方程式の外にいつの間にか来たんだろう。
いつの間にか、恥ずかしげもなく
看板を高く高く掲げてました。
高く掲げるだけじゃ目立たねぇ！と思って
貝殻のビキニ着るくらいの勢いで。
ついでに目に入った誰かの看板も
私が役に立てるならと見れるようになってた。

深夜にひとりでシャワーを浴びながら
ぐるぐると脳みそをこねて考えました。

私が思い込みの外に出られた
理由は３つ見つかりました。

一つはコーチングを通して
（やる方でも受ける方でも）
自分と向き合う時間が増えたこと。

ふたつめは、子育てを通して
この子にそうさせたくないと
強く思ったこと。

みっつめに浮かんだのは、
キャバクラで働いた経験でした。

ひとつずつ解説するね。

①コーチングを通して。

コーチングするには自己基盤がないと
良いセッションにはなりません。
自分がどうなりたいか考えることを
放棄しているようなコーチに
コーチングされたくないもんねぇ。

そういう、自分の脳内と向き合うような
ちょっと苦しい時間が増えると
自分の中の「本当はこうしたい」は
無視できないほど面積をとってて
大きなおおきな存在だと気づきます。
一度目を合わせるとそれに気づいちゃう。

なにかで忙しいうちは無視できちゃうんです。
でも、ちゃんと向き合うと避けられない。

コーチングを受ける側としても
理想像を語らないのは無理ですよね。
そこについてつっこまれるし、
ふんわり答えると質問されるし
逃がしてもらえない。考えさせられます。

②子育てについて。

これは単純です。
私はこうしたい、が言えないのが
辛いことを知っています。

余計なプライドが邪魔をして
欲しいことすら言うことが出来ない。
そんな自分の首絞めるような生き方を
子供にさせてたまるかです。

息子よ、愛のままにわがままに…

③キャバクラについて。

コーチングの本を読みだしたとき
これはなるべく沢山の人の
夢に触れることが大切だと思いました。
夫にプレゼンして、3か月の短期なら
キャバクラで働いていいと許可を得ました。
２５歳でした。遅めのデビュー。

ほんで結果的に一番効果があったのは
キャバクラ働いたことかもしれないな。

私は美人ではないし
露出の多いドレスも着なかった。
でも一生懸命聞く姿勢が良かったのか、
時事問題や経済について話せるのが
よかったのかもしれません。

20-24時の週3しか働かなかったし
同伴もアフターもしないのに
ひと月目からなかなか売り上げました。

週３の一回４時間なのに
あっという間に事務員より稼ぎました。
3倍くらい稼ぎました。

自分が稼げる天井の額っていうのは
思い込みだとはっとした記憶があります。

お客様からもたくさん学びました。
学歴なんか関係なく活躍していたり、
逆に普段なら知り合えないような
超難関大学出身で活躍している人、
若い社長、年配で新しくビジネスを始めた人、
全国を飛び回って講師をしてる人、
在宅でマイペースにやってる人、
よくわかんないけどめっちゃ稼いでる人、
たくさんの人の話と夢と悩みを聞きました。

ここで、なんかいろんな
「こうに違いない」が外れました。

他人はそこまで私に関心はなくて
自分の思い込みが自分を狭めてました。
どんな境遇でも乗り越えている人はいる。
私にとってのハードルを、
ハードルとすら思わない人もいる。

自分の境遇を武器に言い訳してきたので
耳が痛い事実でした。

それに気が付くことができました。

さっきの３つの理由でいうと
①コーチングを通して自分を見つめた
③キャバクラで働いて思い込みを知った
②子供には思い込みで諦めてほしくない
この時系列になるんだけど、
これがよかったなと分析してる。

見つめなおして、ほしいものに気づいて
でもどうせ私には無理だろうなって思ってたら
そんなのものともしない人の話を聞いて
しかも一生稼げないと思ってた月収を手にして
あれ？なんか思い込みと違くね？ってなって
そのあと子供を産んで
なんにでも挑戦してわくわくした人生に
してほしいなって思うようになって。
この流れがよかったなー。

これを読んでくれてる人は
もう私が先に失敗しながら気づいたこと
こうやって書いて伝えることができているので
わざわざ仕事帰りにダッシュで出勤して
キャバクラで働くとか
子供を産んでから…っていう
時間がかかる経験の遠回りをしなくても
わたしを踏み台にしてジャンプしたら
自分の思いこみの外に行けるよ！
私が先に経験しておいたよ！
よかったら使ってね。

あなたや私が今思ってることは
ほとんど思い込みなんだと思う。
人間は経験すら見たい視点で見てる。
そこにただある事実のなかから
見たい面を見たい角度で認識してる。

だから、ほとんどは思い込み。

どうせなら、自分の後押しになる面と
わくわくする角度で見れたらいいよね！！

私は～だから無理を、
私は～だから「こそ」できるに変えられれば。

私は高卒で子持ちで
事務員でノルマもない仕事をしてきて
美人でもスレンダーでもないけど

”だからこそ”

ここからのサクセスストーリーが
めっちゃかっこよくなるわ～！という
都合のいい思い込み。

こんなんでいいような気がする。

仕事の後輩と雑談してて
私はこう生きたいんだよねって
話したとき普通～に
「はっはっは」って笑われたよ。
でもそこで私はヘラヘラせずに
「いやこれマジだよ」って言ったよ。

大高さん子供いるんでしょ？
この仕事しかしたことないでしょ？
大高さん高卒でしょ？
大高さんアラサーでしょ？
ひとつの会社で長く働くのが正義でしょ？

後輩はどれを感じたんだろうね。
全部かもしれないよね。

でもそれを超えてくんだよ～！！
私は。スキップで。
鼻歌もうたっちゃうし。
たくさんチャレンジして
失敗も成功もして
かさぶただらけの足でスキップっすよ。

そしたらその後輩もいつか
自分はどう生きたいんだろうって
あんな事務員ができたんだから
俺にも選べる未来があるんじゃないかって
そうやって思いこみの外に出る日が
来るかもしれないよね。

今までの私だったら
笑われたら傷ついてたけど
ほんっとーになんにも
傷つきも恥ずかしくもなかったんだよね。
自分でもびっくりした。
それだけ自分を信じられてる
そんなところまで来れたんだなって。

２８年かかった。
遅いかもしれないけど。

あなたのことを笑うやつがいても
笑わないやつもいる。
好いてる人も嫌いな人もいる。
応援してくれる人も、
コケろって思ってる人もいる。

どうせ全部を手には入れられないなら
他人と自分との思い込みの枠の中よりも
外に出て自分の未来を欲しがった方が
私には楽しそうに見えるなって。

どう？

そんで絶対、私はあなたを笑わないし。

欲しがりましょう、勝たなくとも。
勝つまで待ってられません。
欲しがった人が勝つんだと思います。
勝ちがなにかはその人によるけど。

だいすきな人にだいすきだって伝えるように
ほしいものは欲しいと。

私もまだまだ、看板を高く掲げてます。
貝殻つけて。
ブブゼラも吹くかもしれません。
声が届いて、自分が誠実でいれば
助けてくれる人がたくさんいます。

実はこうなりたいんだよね、そうやって
匿名でも小さな声でも言ってみてください。
言うと自分でも手に入った瞬間を
思い描かずにはいられないとおもうから。

一緒にスキップしていきましょう。