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人の輪をeスポーツが広げてくれた y0ichiro【前編】東京ヴェルディeスポーツチーム|挑戦のそばに

サッカーゲーム『FIFA』で国際大会準優勝とeスポーツで世界トップクラスの実力を誇るy0ichiro選手。東京ヴェルディeスポーツチームの選手として着実に結果を積み重ねる彼は、「eスポーツ業界全体の成長を妨げないために、プロ選手としての意識が重要」と理念を語ります。スポーツにかける情熱や裏側に迫る『挑戦のそばに』。今回は、eスポーツの魅力やプロになるまで、つながった人との絆などについてy0ichiro選手に聞きました。

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eスポーツの言葉が世間で流れるぐらい、時代は変わった

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2016年9月、Jリーグクラブとして初めてeスポーツ部門を設立した東京ヴェルディeスポーツチーム。そのFIFA/ロケットリーグ部門に所属するのがy0ichiro(よういちろう)選手。FIFA17 WeekendLeague 日本初40連勝(世界2位)、FIWC Regional Final ROW Season3 Doha準優勝と、世界トップクラスの実績を誇るプレイヤーです。

y0ichiro選手がプロになったのは、サッカーゲーム「FIFA」のウィークエンドリーグ(毎週末に30試合を行う大会)で活躍したのがきっかけ。世界二位になるなど国内で知られた存在になり、オフ会(インターネットで知り合った人同士が現実で集まる会)に参加。そこで知り合った人の紹介で、東京ヴェルディに加入しました。

選手として強みは、「情報をキャッチする能力」だと言います。「これは自分で言うことではないかもしれませんが(笑)、色々なゲームをするにあたって、ゲーム中で起きている情報をキャッチし、適切な判断を下せるのが、僕の1番の強みだと思っています。例えば、フォートナイトといったFPS(主人公視点のガンシューティングゲーム)は経験が長いと有利なのですが、1年足らずでアジア65位に入り賞金をいただきました。普通の人より成長が早い、情報を捉える能力に長けているのではないかなと思っています」。

ここ数年のeスポーツの発展。それを見てy0ichiro選手は、時代の変化を感じています。「2017年から東京ヴェルディに所属していますが、その頃はまだ『eスポーツ』という言葉自体、世間に浸透していませんでした。その翌年、流行語に選ばれたぐらいで、今テレビで『eスポーツ』の言葉が普通に流れたり、芸能人の方々が番組でやっているのを見ると、変わったなと思います」。そう、感慨深く語りました。

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大きな挑戦をしたことで得られた仲間との絆

y0ichiro選手にとっての大きな挑戦。それは、カタールでの世界大会出場だったと言います。「2017年にヨーロッパとアメリカ大陸、その他大陸から代表者が集まる大会に、招待選手として出場した時ですね。1番緊張しましたし、自分にとっては大きな挑戦でした。結果が準優勝で、個人的に苦い思い出もありますが、良い思い出です」

この時に優勝したのはオーストラリア人のマーカス・ゴメス選手。彼とのやりとりが、y0ichiro選手は特に記憶に残っていると言います。

「決勝で、予期せぬ形で僕が負けてしまったんです。でも、マーカス・ゴメス選手が『優勝にふさわしいのは君だったよ』みたいなことを英語で言って下さった。本当に性格の良い選手で、そういった海外のトッププロと接点を持てたのは、個人的にも大きな転機になりました。たまにですが、今でもやりとりもあったりします」。

その出会い・結果だけではなく、y0ichiro選手は支えてくれた周りの人たちにも感謝を忘れません。

「一緒に練習に付き合ってもらった仲間の存在は、大きかったですね。そのタイトルで有名なMikey(マイキー)選手だとか、SCARZ(スカーズ)のFantom(ファントム)選手などには、かなりお世話になりました。今でもオンラインのフレンドリーマッチで対戦したり、プロ選手同士で集まったりするので、支えになっています。他にも、大きな意味で言うと親にも感謝しています。今は実家暮らしなので、自分がやりやすいように支えてくれて有難く思っています」

周囲からの信頼とサポートを受けて、結果を出し続けるy0ichiro選手。その人柄に、自然と周りには輪が広がっていきます。

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➡後編に続く


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