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パフォーマンスで新たな価値観を創造する ダンサー・RYO【前編】Beat Buddy Boi/CONDENSE |挑戦のそばに

6人組ダンスボーカルグループBeat Buddy Boi、パフォーマンス×先端技術×音楽を掲げるテックダンスフュージョン集団CONDENSEなど、ダンサーとしての表現にとどまらない活動を続けているRYOさん。最近では「パフォーマンスで新たな価値観を創造する」ことにも注力しています。スポーツやエンターテインメントにかける情熱やその裏側に迫る『挑戦のそばに』。今回は、RYOさんのダンサーとしての歩みを振り返りながら、現在の取り組みなどについて聞きました。

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自分というフィルターを通して、一つのスタイルを作っていく

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RYOさんがダンスと出会ったのは、10歳の頃。母親が通っていた地元・福島のダンススクールに連れて行かれたのがきっかけでした。「最初は、親に言われて通い始めたんです。当時、ダンスをやっているのはほとんど女の子で…。でも、身体を動かすことは好きだったんです。目立ちたがり屋だったのもあって、初めての発表会の折に人前で踊ることに楽しさを感じるようになりました」と当時を振り返ります。

HIPHOPをメインに取り組み始めたそうですが、様々な経験から、「幅広くいろんなダンスに触れることが必要」と、取り組みの幅を広げていったRYOさん。エアダンスの第一人者である上西隆史さんとの共演をきっかけに、鉄棒ダンスチーム(AIRFOOTWORKS)としての活動も開始。常に新しい要素を取り入れながら、「自分というフィルターを通して一つのスタイルを作っていく」ことを目標に掲げます。

ダンスは、「年齢と性別を超えられる」ものであり、「世界を広げてくれる」と、RYOさん。「スポーツにおいて、子どもや女性が男性に勝つのはなかなか難しいですが、ダンスではそれが起こりうる。誰でも平等に同じフィールドに立てる。それは、ダンスの大きな魅力の一つだと思います」

さらに「ダンスには音楽やファッションも絡んできます。ダンスというカテゴリーを飛び出して交流が深まる場面もあったり、コミュニケーションを無限に広げてくれるものでもあると思います」と、“好き”なものが増えることで人生が豊かになると、自身の経験を交えながら語ってくれました。

初心を思い出させてくれた挑戦が、新しい価値観を生んだ

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最近、演劇作品に出演する機会も増えているRYOさん。そのため、「プロとして、ダンスを仕事にする上で、場や空間を読んでパフォーマンスすることを意識している」と言います。「自分のスタイルを変えるという意味ではなく、“伝わりやすくする”ことを考えるようになりました」

観る人たちはどういう人たちなのか、どういう音響が出る場所なのか。「ダンサーとしてはアートとして芸術的側面をいかに深めるかも大切。ですが、エンターテインメントとして誰が観ても楽しいと思えるものを作るのも必要。演劇作品の中で踊る場合、ダンスをまったく知らない方もいらっしゃると思います。踊る場所がどういう場所なのか考え、アートとしての側面を持ちつつ、誰が観てもすごいと思えるものにできるかを意識しています」

これは、RYOさんが“人生の挑戦だった”という「47都道府県巡り」の経験に裏付けされていました。Beat Buddy Boiとしてメジャーデビューしたばかりの頃、RYOさんたちはワゴン車1台で全国を回ったそうです。「学校の体育館でライブをしたり、学生にダンスを教えたり、約2ヶ月かけていろんなことに挑戦しました。その活動は、僕を初心に返らせたというか、挑戦する大切さを思い出させてくれる経験にもなりました」

コンテストやバトルで優勝を重ね、ダンサーとして頂点を極めていたRYOさん。彼にとってその経験は、仲間の大切さや、関わる人たちのサポート、そして、良い環境で踊れるありがたみを思い出させてくれるものとなりました。

「苦労も多かった分、話すネタがいっぱいあります」と笑うRYOさん。その豊かな経験が、ダンスを多角的に捉え、新しい価値観を生み出すことへと繋がっています。

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➡後編に続く

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